「川崎フットボールアディクト」

リーグ戦2巡目の名古屋戦は、今季2度目の11連勝をかけた戦いに。今度こそ勝って新記録を/J1 第23節 川崎vs名古屋【プレビュー】

フロンターレが11連勝に挑戦する。相手は前回11連勝を阻まれた名古屋だ。このめぐり合わせに驚きつつ、今度はしっかりとやり返し、11連勝を飾って欲しいところ。そんな試合に向け、以下のポイントについて論じたい。

ポイント1「進化するフロンターレ」
ポイント2「攻守に特徴のあるチーム」
ポイント3「名古屋に勝って、11連勝を」

■ポイント1「進化するフロンターレ」
守田英正が振り返る、敗戦についての言葉には真実性がある。

「普通だったらと言うか、一度目の10連勝が終わったタイミングで、失速し始めて、なかなか勝てなくて、自分たちで勝手に崩れてしまうみたいな事ってのはよくある話だと思うんですけど」

前回の10連勝がアウェイの名古屋戦で途切れたとき、そのままズルズルと負けが込む可能性は低くなかった。実際に、続く神戸戦は2−2の引き分け。先制点を奪いながらも一時逆転を許す難しい試合になっていた。心理的な落ち込みに加え、アウェイの連戦が中2日の過密日程で行われていたという事情があるにせよ、フロンターレは連敗の縁に立たされていた。前半のうちに逆転された試合をドローに持ち込んだのは旗手怜央の一発で、フロンターレは踏みとどまった。

「内容はどうあれ、しっかり勝ち続けてこれだったところはすごくチームとして評価できるポイントだと思いますし、勝つことだけに目線を揃えてやれてこれたんじゃないかなっていうのはあります」と守田。

試合を重ねるごとに相手チームからの研究は進む。アンカーの脇を使われ始めれば、守備時にインサイドハーフを落とす戦い方を採用。それで守備がハマらなくなれば、さらに対応を考える。シーズンを戦いながらフロンターレは、進化してきた。

その進化の一例が見えたのが、広島戦を前に行われた10月12日のweb取材だった。鬼木達監督は選手たちによりリスクの高い選択肢を取るよう、促したのだという。

(残り 2993文字/全文: 3780文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ