「川崎フットボールアディクト」

登里享平、中村憲剛の両選手と鬼木達監督がメディア対応【麻生レポート】

FC東京戦を前にした10月29日に、登里享平と中村憲剛の両選手。そして鬼木達監督がwebによる取材に応じた。

まず報道陣に対応した登里享平は、この2週間の練習を振り返り次のように発言。

「連休挟んでトレーニング再開というところで、強度がすごく高いトレーニングができてコンディションの方もだいぶいい感じで臨めそうです」

また残るリーグ戦に向け、精度を高めた練習ができたと話していた。

「前の試合の課題でもそうですし、やっぱりゴール前での精度だったり、崩し方とか、そういう精度の部分を突き詰めてトレーニングをやれた」

FC東京戦に向け、手応えは良さそう。

中村憲剛は2週間の試合間隔について「(名古屋戦後に)オフをもらったんで、そこはもう本当にリフレッシュを、ぼくもそうですし、チームメイトもみんなしたと思います」と指摘しつつ、今週に入ってのチームのテンションの上がり具合がいい状態にあると述べている。

「今週に入って、モチベーションも試合モードに切り替わって。いい雰囲気でトレーニングは出来てたんじゃないかなという風には思います」

ちなみに鬼木達監督が名古屋戦後のこの期間に選手たちに求めてきたものとして、真っ先に指摘したのは質の部分だった。

「質のところをもう一度確認といいますか、そこを求めてやっている所はありますね。やはりゴール前の崩しのところで、ちょっとしたズレだとか。前に運べるところで、後ろだったり横だったりとかの選択とか。そういうのもあるので。そこのところをもう少し突き詰めていければな、というところはありますけど」

ちなみにここまで一気に口にした鬼木監督は「まあただ全部が簡単には行かないなという印象です(笑)」と苦笑いしていて印象に残った。

鬼木監督は常に質の向上について口にしてきた。記録的なシーズンの主役でありながらも「発展途上」だと技術のレベルアップに貪欲だ。その先にあるのはフロンターレが面白いサッカーを実現することによるJリーグの価値の向上にある。

その実現のためにも、FC東京に連敗するわけにはいかない。

(取材・文/江藤高志)

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