「川崎フットボールアディクト」

中村憲剛「本当にあの四人がいなかったら僕は多分ここまで頑張れなかったと思うので。心の底から感謝してます」/引退式【コメント】

12月21日に行われた引退式後のweb取材によるコメントを抜粋してお届けします。

○中村憲剛
――1万人以上のサポーターに見送られて行われたセレモニーを終えての心境を伺えますか?
「すごいことが起きたんだなと思ってます。なんかすごい、感情と揺さぶられて、すごい心地よい疲労感というか。本当に嬉しかったですね、はい、すいません、ボキャブラリーが貧困で」

――等々力にも一杯思い出が詰まっていると思いますが、今日のこの光景はどうでしたか?「一生忘れることがない光景がまた一つ増えたと思います。試合とは全然違った雰囲気…。なんか、引退するんだって思いました」

――天皇杯が残っていますが、そこへの思いはどうでしょうか?
「元々持ち合わせていましたけど、さすがに今日はちょっと、感情が揺さぶられすぎたので。明日にはしっかり切り替えて、またトレーニングも始まるので。明日にはしっかり切り替えて臨みたいと思います。今日はちょっと切り帰れそうにありません。なんとか短時間で切り替えてはい、明日臨みます」

――ご家族の感動的なメッセージもありましたが、改めて感謝の思いはどうでしょうか?
「感謝の前に、息子の文章力の高さにちょっと引きましたねぼく。あの、いつ考えてたんだろうって思いますけど。本当に自分を見て育ってきてくれたんだなっていうふうに思いますし、すごく嬉しく思うし、彼が息子であることを、父親として誇りに思いたいなと思ってます。もちろん娘二人もそうですし、妻もそうです。本当にあの四人がいなかったら僕は多分ここまで頑張れなかったと思うので。心の底から感謝してます」

(取材・構成・写真/江藤高志)

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