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ガンジーさん(白沢敬典通訳)「それはもうほんと結果論で、僕らもどっちがいいんやろうと思いながら」(1/3)【インタビュー】【無料公開】

2020年シーズンを持ってフロンターレを離れることになったガンジーさん(白沢敬典通訳)に、フロンターレでの2シーズンを振り返っていただきました。
こちらはコロナ禍の2020年シーズンについてなど聞かせてもらいました。

■コロナ禍の中の2020年

――前回取材させてもらったのが19年の沖縄でした
「あれから2年とか、めっちゃ早いですよね(笑)」

――今年ほとんど取材できてないですもんね。
「そうですね、グラウンドで遠目に来られる日にはやっぱり江藤さんかなとか思うくらいはありますけど残念でしたね」

――取材もWebでしかできませんでしたからね。スタッフとかできなくて。
「特殊でしたね」

――ということで在籍された19年、20年について振り返っていただきたいと思っていますが、20年はどうでしたか?まだ沖縄キャンプの途中までは、問題なかったんですがそこからコロナが蔓延しました。ブラジル人選手に動揺はなかったですか?
「動揺というほどでもなかったですけども、少しずつキャンプの頃はニュースが出てて。でブラジルの方がまだ全然出てなかったんですよね。日本の方が先で。で、まあ家族連れてくるか、どうしようかなという話はしたことはありますけど。動揺ってほどじゃなくて、言ったらキャンプの頃に横浜のクルーズ船のニュースがありましたけど、それくらいだったと思いますね。最初のころ。
でも、結果論なんですけどね。日本の方がコロナが出てて、来日させるか、どうする?っていう話をして、でブラジルの方がまだ安全じゃないかっていうことで、他のクラブの選手なんかは家族の来日をちょっと遅らせたみたいなんですけど。これはかえって逆にあのその後、一切入れなくなっちゃって。で家族がなかなか来られへんっていうストレスで、緊急事態宣言も出ちゃって、リーグもストップしたという時にね。でもフロンターレの選手はみんな2月か3月の頭に家族が来てた。そういう中でも。それはもうほんと結果論で、僕らもどっちがいいんやろうと思いながら、選手らは早く来て欲しいっていうところで家族来させたのが最終的にはプラスにはなったなというのは一つありますね」

――ブラジル人選手にとってはストレスがかからなかった、という意味では良かったんですね。
「はい。やっぱほんまにあの、ジェジエウなんかも、あのちょうど去年の1年前のシーズンオフに結婚してたから、奥さん来れたんですけど。でも本当はもう半年結婚式は先の予定だったんですね。要は2020年の7月ぐらいに大学卒業するから、その大学を卒業するのを待って結婚して日本に呼ぶみたいな話をしてたんですけど、それがこうなんか何の関係が、もちろんコロナも何にもない時に、シーズンオフにぱっと結婚しちゃって。で奥さんもあと半年で大学卒業なんですけどそれを、休学扱いなのか卒業せずに日本に来る準備してて。ほんとそのへんはすごいラッキーといえばラッキーでしたね。それで結局日本にも来れたし。1年を通してジェジエウのサポートを奥さんもできたという意味では、そういうとこは運が良かったと思います」

――今季の記録ずくめの背景にはブラジル人選手の家族のサポートもあった可能性はありますね。
「あると思いますね。そこで来日できてなかったらやっぱり少なからずブラジル選手に影響はでてると思いますね、多少なりともパフォーマンスに」

■役割分担

――基本的にベンチはゴンさん(中山和也通訳)だと思いますが、ガンジーさんはそのサポートになるんですかね。
「家族のケアとか、もちろん練習も出ますが、家族周りのことが練習の時間と重なったりすると、もちろんそっちを優先して。たとえば子供が病気になったりとか、病院に連れて行った方がいいという時なんかは特に、あの練習休んで病院行ったりとか。学校関係、幼稚園関係のサポートだったりとか。もうそういうところ、諸々やる感じですよね」

――そういう仕事の難しさは?
「結構やりがいがあるって言うか、逆にそこがしっかりフォローできてると、本当に家族含めて信頼関係を築けると言うか。で、やっぱり勝った時に、お互い喜びを分かち合うのも、もちろん選手同士で選手と喜びを分かち合うし、家族とも本当に心から喜びを分かち合えるっていう所もすごくあるんで。やっぱ家族のサポートしっかりやるっていうのは、ほんまに、やりがいもあるし、難しさっていう意味でいうと、あれですかね。まあそれなりに家庭で違うというか、考え方が違ってくるので、その考え方に合わせてうまくやっていけるかどうかというところだけだと思います」

――ケースバイケースでその家庭にあった対応が必要になってくると。
「やっぱりそうですね。日本はこうだからって、押し付けられない。もちろん、守ってもらわなあかんところもありますけど、逆に押し付けになりすぎても、あかんし。やっぱりしっかり話し、しながらコミュニケーション取りながらっていうのがあるかなと思いますね」

――ゴミ出しのトラブルとかは良く聞きますけどね。
「それは最初に必ずどの選手もびっくりするというか。カルチャーショック的なところで、そんなに分けなアカンのとか、曜日決まってるのとか。そこまでやるんや、とか。川崎は川崎のやり方があるし、隣の町田に行けば全然違うし、みたいな。ましてや日本全国いろんなゴミの収集方法ありますから。だから僕もチーム変わったらまずごみ収集情報を集めるというところから入っていきますね」

――大阪市内でも違いそうですね。
「またちゃいますね、全然。あと良くあるのが騒音っていうか、まぁブラジル人って良く、結構夜の9時10時でも普通にワイワイ、ワイワイやって近所の人が困るってのはほんとよくあるパターンで。それが一番迷惑かけるから、日が沈んでちょっと暗くなったらもう、ちょっと静かにしたほうがいいよって言うとか。そういうところは最初の頃は念押しして言ったりしますけどね」

――逆に言うと、そういう苦情で現場に駆けつけて事情説明をする必要が出てきたりもするんですか?
「ありましたね。昔はやっぱりいくつかありましたね。フロンターレに来てからは僕はなかったんですけど、この2年間は。みんな守ってくれる感じでした」

続く

(取材・構成・写真/江藤高志)

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