「川崎フットボールアディクト」

レアンドロ・ダミアン技ありの先制点でリードも、後半ATの失点でドロー決着。開幕連勝は5でストップ/J1 第5節 vs神戸【レポート】

J1 第5節
3月17日(水)(19:03KICKOFF/ノエスタ/7,446人)
神戸 1 – 1 川崎

■痛恨の失点

逃げ切りに失敗した試合後、谷口彰悟は失点について、率直に「非常に悔しい」と語り始めた。

「時間も考えながら、ああいう最後のしのぐ時間帯で、やっぱりそれこそ僕らの、後ろの選手の仕事ですし。ゼロでしっかりシャットアウトするというところを遂行できなかったのは非常に悔しいです」

10分に達していた後半アディショナルタイムについてはジェジエウの負傷への対応のためでやむを得ない。その結果ジェジエウ不在のまま試合が再開したのは想定外だったが、それでも1−0のまま試合を終わらせる必要があった。

この点について谷口は「細かいミスが連続して、いたなというのは今振り返ると感じてますし、いろんな改善するべき点というのは今の所、何個か考えてます」としつつ、ベクトルはまず自分に向ける必要があるのだと指摘している。

「でもやっぱりまずは自分にベクトルを向けないといけないというか。それぞれの選手がやっぱり自分がどうすればよかったのか、というのは考えていかないといけないし、その課題を次に生かしていかないといけない」

谷口は勝負の世界の厳しさにも言及しつつ「反省すべき点をしっかり反省して次に向かう」として、気持ちを作っていきたいと話していた。

■厳しい試合展開

この神戸戦はかなり難しい試合になっていた。滑るピッチにもリズムを乱されたか、ボールロストが続き序盤は神戸にペースを握られる形に。GK前川黛也をパスワークに組み込んだ神戸は深みを取ってフロンターレからのプレスを軽減。また前線のドウグラスを走らせるなどしており、前後に揺さぶりを掛けてきた。更にいうと、献身的に守備に走ることでフロンターレのパスコースを分断。素早い集散でペースを掴んだ。試合を通して繰り返した厳しい守備について山口蛍が説明する。

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