【期間限定無料公開】山根視来「移籍しても応援してもらえる選手に、自分もなれたのかなっていうところで結構感動しました」【コラム】
※湘南サポーターのみなさん向けに期間限定で無料公開します。
A代表入りを果たした山根視来が、浦和戦を前にweb取材に応じた。
年代別も含めての初代表という事で多くの質問が出たが、その山根に湘南サポーターが掲出した横断幕について聞いた。2020年9月27日の第19節のアウェイでの湘南戦後、湘南サポーターに挨拶に行ったときのことだったという。
掲出されたのは「湘南から(川崎経由で)代表へ。頑張れ視来!」という横断幕。これを見て山根はどう思ったのか。
「湘南から(川崎経由で)代表へ」
本当に実現!
湘南サポーターも嬉しいはず。
プレー以前に、誰からも愛される素晴らしい選手!#frontale #川崎フロンターレ#bellmare #湘南ベルマーレ#山根視来 pic.twitter.com/DA9gK2nu5X— ピパ (Pipa) (@pipa1925) March 18, 2021
https://twitter.com/osamu__12/status/1372524947147427842?s=20
「そうですね。挨拶をしに行った時に出してもらって。まさか、敵チームの選手にああいうのを出してくれると思わなかったし。自分がプロになって、(湘南から他チームに)移籍して行った選手を迎える(湘南のサポーターの)雰囲気みたいなのを感じた時に、こういう選手になりたいなぁと漠然と思ってたので。移籍しても応援してもらえる選手に、自分もなれたのかなっていうところで結構感動しました、あれは」
今回の招集により湘南サポーターの期待に応えたことになるが、横断幕を掲出してくれたサポーターに向けてどんな声を掛けたいのか、聞いてみた。
「無名の大学生が(湘南に)入ってきて、全く試合出てなくて。急にセンターバックで試合に出るようになって。多分、全部の成長を見てきてる人たちなので。僕自身こういう姿を見せれて嬉しいですし。ああいう横断幕を出してくれるっていうのは、やっぱ嬉しいですし、選手として。その期待に応え続けられるように。今後も頑張っていきたいなと思ってます」
昨季湘南から移籍した山根は移籍直後から先発に定着。フィールドプレーヤーでは最長となる31試合2738分に出場し、リーグ制覇と天皇杯初戴冠に貢献していた。
※参考までにFP2位は谷口彰悟の30試合2468分。チーム最長は34試合にフル出場し3060分の出場時間を記録したチョン・ソンリョン。
山根は今週末の浦和戦後に日本代表に合流。25日の韓国戦と30日のモンゴル戦を目指す。代表ではどんなプレーを見せてくれるのか。まずは出場機会をもらえるよう頑張ってもらいたいところだ。
(取材・文・写真/江藤高志)