難敵大分を攻略。三笘薫、2ゴールの活躍でリベンジ/J1 第7節 vs大分【レポート】
J1 第7節
4月3日(土)(19:01KICKOFF/等々力/9,810人)
川崎 2 – 0 大分
■雪辱の三笘薫
見違えるプレーぶりだった。三笘薫が躍動した。
高速で仕掛けるドリブルが大分を切り裂き、静止して懐深くキープした状態では相手の足を止めた。三笘の足元から多彩な攻撃が紡がれた。U24日本代表として戦ったアルゼンチン戦では、この静止した状態で簡単にボールを突かれていただけに、その落差に少々驚かされた。
2ゴールでチームを勝利に導いた試合後、webでの取材に応じた三笘に質問した。Jリーグとアルゼンチン戦との差は何だったのか。三笘はいくつかの要素について言及した。まず口にしたのが距離感だった。
「チームメイトとの距離感っていうのはアルゼンチン戦とフロンターレでは全く別なので」
その距離感の違いが、プレーにおける選択肢の違いを生み出していたのだという。
「そういった面では(フロンターレの試合では)うまく選択肢がある中で仕掛けられてるってのは大きいですし」
アルゼンチンとの第1戦と、この大分戦とではコンディション面でも違いがあったのだと三笘。そうやってフロンターレにせよU24日本代表にせよ自分自身にせよ、身内の話をひとしきり口にした後に、三笘はアルゼンチン代表について言及した。
「一概には言えないですけど、アルゼンチン相手とJリーグの相手の、足の出るスピードだったり、距離感って違うので。そこのやりやすさは今日は少し感じました」
アルゼンチン戦でボールを奪われていた三笘のプレーについて、個人的な見立てとしてアルゼンチンの選手の間合いのとり方、想定外のタイミングで出てくる足が原因なのだろうと考えていた。もちろんそうした個人能力の違いはあるのだろうが、フロンターレ的距離感と、U24日本代表での距離感の違いに起因して、三笘はある程度プレーの選択肢が限定されており、それがアルゼンチン戦で彼のプレーが難しくなった一因だと判断できた。
(残り 2221文字/全文: 3030文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ