「川崎フットボールアディクト」

目指すのは勝利のみ。慢心を排除して臨む直接対決第2戦/J1 第12節 vs名古屋【プレビュー】

今季の優勝争いを占うことになる2位名古屋との直接対決2連戦の第2戦に向け、以下の点について展望していく。

ポイント1「リセット」
ポイント2「名古屋の対応」

■ポイント1「リセット」

当然のことながら、アウェイの大勝は忘れ、試合に臨むのだと谷口彰悟は話す。思いがけない結末にも喜ぶのはまだ早いと釘を刺す。

「僕含め、たぶん選手はこの間のアウェイでの名古屋戦のような試合の展開になるとは全く思ってないですし。僕らもやっぱ同じように戦うつもりもないですし」

緩んだ雰囲気を出さない谷口はこの名古屋との第2戦について、勝敗を分けるポイントとして先制点を上げている。

「そういった意味ではまた、0-0からスタートするので。やっぱりそこは先制点がすべてかなっていうふうに思ってますし、それが早い時間で取れるかもしれないですし、もうほんと後半。試合ギリギリで終了ギリギリで取れるかもしれないし。やっぱりどういう展開になるかわかんないんですけど、やっぱり我慢強く戦うっていうのは、一つのポイントかなって思います」

先日の大敗を受けた名古屋が守備を立て直してくるのは確実。負けないことを優先させて守りに入るのか。それとも攻撃に出ることで守備を安定させようとしてくるのかはわからないが、彼らにしてみればこの試合は勝ち点3を持ち帰ることが必須条件。現状すでに勝ち点6差を付けられており、引き分けでもタイトルへの道は厳しくなる。まずは最大限にリスクを排除して0−0の時間を長くしつつ、マテウス、相馬勇紀といった選手たちのスピードを活かし、先制点を狙いに来るものと思われる。この試合、勝てば勝ち点差は一気に3点に縮まるということも含め、難しい試合になるのは確実であろう。

(残り 2163文字/全文: 2878文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ