「川崎フットボールアディクト」

3得点の自信と2失点の反省。結果と課題の両方を手に名古屋に2連勝/J1 第12節 vs名古屋【レポート】

J1 第12節
5月4日(火)(15:03KICKOFF/等々力/4,954人)
川崎 3 – 2 名古屋

■三笘薫

試合後の会見に出席した三笘薫に対し「3点に関わりましたが」と尋ねた。

三笘薫は「1点目は関わったわけではないですが」とコメントしたが、コーナーキックをもたらしたのは三笘の仕掛けの意識だった。三笘だからこそ奪えたCKに思えた。

レアンドロ・ダミアンからのパスは三笘の足元に入らず。狭いスペースに流れたボールに追いついた三笘を見て、直感的に切り返さざるを得ないと考えた。丸山祐市が迫っており、タテ方向に抜くにはあまりに残されたスペースが少なすぎた。その先入観を覆し三笘は仕掛けた。想像の上を行くプレー選択に驚かされると同時に、その仕掛けの結果フロンターレにCKがもたらされ、ジェジエウの先制点が生まれた。2点目のアシストも3点目の前からのプレスも、より直接的な貢献だったが、なによりも試合を動かした前半31分の先制点を影で支えることとなった。

等々力を訪れた名古屋の前節との大きな違いは、4-3-3で布陣したフォーメーションであろう。前回の対戦で試合を落ち着かせたこのフォーメーションで試合に入った名古屋は、先発を4選手入れ替えて試合に臨んでいた。

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