「川崎フットボールアディクト」

仙台を圧倒しながらも勝ちきれず。教訓にしたい引き分け/J1 第20節 vs仙台【レポート】

J1 第20節
5月12日(水)(19:03KICKOFF/等々力/4,752人)
川崎 2 – 2 仙台

■後半ATの失点

まさかの失点だった。83分に1点のリードを手にして迎えた後半アディショナルタイム。マルティノスのロングレンジからの一振りにやられてしまった。崩されていたわけではないだけに、悔しい失点だった。

仙台は浦和戦から8選手を入れ替えて臨んでいた。手倉森誠監督はこの選手起用について「ルヴァンカップとリーグ戦の併用での流れで、入れ替えながら戦ってきた流れをチョイスした感じです」と説明。「今季初勝利を挙げた柏戦に出られなかったメンバーたちが今日はフロンターレに引き分けてくれたところで、そういったものを勝ち取れたときに、全体の底上げが果たされたのではないかと思います。今日のメンバーにして良かったと思います」とその意義を語っている。

仙台のメンバーを見た時に、勝たなければならない相手だと感じたのと同じ程度には、仙台の選手たちもプロサッカー選手としての意地をかけた試合だった。ルヴァンカップが主戦場だった中原彰吾は「チャンスがない中でもチャンスを貰った時に僕らは結果を出さなきゃいけない立場にいるんで。今回リーグで使ってもらったことで、何か結果を残すっていう、一人一人の気持ちが出た試合なんじゃないかなと思います」と述べ、フル出場で1ゴールした試合を振り返っている。

もちろん意地で勝てるほどサッカーは甘くない。試合自体はフロンターレペースで進んでいった。

■先制はしたが

4試合ぶりの復帰戦となった小林悠が開始3分に先制して試合は始まる。

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