「川崎フットボールアディクト」

オフ効果は見られるか。自分たちらしさへの回帰が試される一戦/J1 第15節 vs横浜FC【プレビュー】

A代表、U24日本代表に5選手の招集が発表されて臨む試合ということで、注目されやすい一戦ということになる。代表に5選手を輩出したクラブの矜持を見せてほしいところ。

ポイント1「チームマネージメント能力」
ポイント2「上り調子の横浜FC」
ポイント3「相手を見つつ」

■ポイント1「チームマネージメント能力」

勝利した札幌戦で5連戦を乗り切った選手たちに対し鬼木達監督は2日間のオフをプレゼントしたとのこと。篠田洋介フィジカルコーチからの進言を受け入れ1日の予定を変更したという。このあたりの柔軟性と思い切りの良さが鬼木監督の監督力として現れているように思える。

ちなみに報道陣向けに公開された5月19日の練習がチームの立ち上げ日だったが、しっかりと戦術練習が組み込まれていた。この点について鬼木監督は「思い切って2日オフにして、その代わり、休み明けに皆さん練習を見られたと思いますけど、休み明けはやりますよっていう。リカバー的なのはないよっていう形でスタートしたというところになります」と説明。休みを増やすことで選手たちにリフレッシュを促しつつ、羽を伸ばしすぎないよう軽く釘を刺し、実際にきっちり練習は行ったことになる。大胆に選手を入れ替える起用方法と合わせ、鬼木監督のチームマネージメントの巧みさの一例であろう。

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