「川崎フットボールアディクト」

連敗中だからこその怖さ。記録がかかる一戦は気の抜けない戦いになりそう/J1 第16節 vs湘南【プレビュー】

前節の勝利の結果、フロンターレのJ1リーグ連続無敗記録は23となり新記録を更新。開幕からの連続無敗記録も18に伸ばしており2015年に浦和が達成した19にあと1つと迫っている。

また次節を勝利すると鬼木達監督はJ1通算100勝の大台に到達。これは今節達成するとJ1での最速記録となる。ちなみに前節まで154試合で99勝を記録しており、この湘南戦で勝利すると155試合で100勝を記録することになる。

なお、現在までの最速記録は180試合で100勝に到達した西野朗監督のもので、次いで189試合で到達したトニーニョ・セレーゾ監督が続いている。いずれも歴史に名を残す監督で、その先人の記録を大幅に更新するチャンスを得たことになる。

ということで湘南戦に向けて以下の点について展望してみた。

ポイント1「らしさを取り戻したいが」
ポイント2「両右サイド」

■ポイント1「らしさを取り戻したいが」

湘南戦に向け、フロンターレは中3日の練習をメディア非公開で実施。集中した状況で練習を行っている。

前述のとおり今季は未だ無敗で来ているが、名古屋に3−0から2点を奪われた12節の試合から内容には陰りが見られているように感じている。見方によっては慎重な試合運びに軸足を置き始めているとも言えるのだが、その意図がどうであれ、90分を通して相手を圧倒しているわけではないのは心配なところだ。

今節対戦の湘南は8試合連続で無敗を続けていた2節前の第14節横浜FCに0-2で敗戦。続く15節福岡戦でも1-2で敗れ連敗している。また8試合無敗中の勝利は2勝でしかなく、6試合の引き分けのうち4試合がスコアレスドローだという点で改善すべき部分は多い。ただ0−0で試合を終えたのはC大阪、名古屋、神戸、札幌の強敵各チームで、ここぞというときに粘り強く守れるチームだということが言えそう。

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