「川崎フットボールアディクト」

選手層の厚さを示す勝利。誘発させたミスを生かし小林悠2得点/J1 第21節 vs横浜FC【レポート】

J1 第21節
6月2日(水)(19:03KICKOFF/ニッパツ/4,855人)
横浜FC 0 – 2 川崎

■それぞれの事情

代表5選手が抜けた穴のうち、もっとも代えが効かないポジションが右サイドバックだった。出場することにこだわり続けた山根視来が、その意思に見合う高いパフォーマンスで君臨してきたから。本来であれば代表戦とリーグ戦とが重なることはないのだが、ACLの影響で移動した結果、若手にチャンスが巡ってきた。

そんな代表5選手を欠く中での勝利について、鬼木達監督は「全員が勝つために何をするかということをしっかりとわかった上でやってくれたと思います」と指摘しつつイサカゼインに個別に言及している。

「入団して初のゲームになったゼインにしても、自分の持ってるものをしっかりと、チームでやるべきことをやってくれました」

そのイサカについては右ウイングの家長昭博をサポート。外に内に高い位置を取り、パスワークに関わった。持ち味である突破力を発揮したとは言い切れなかったが、うまく試合に関わっていた。守備面でも破綻なく試合を終えており、及第点の活躍だったと言える。

そして鬼木監督はイサカを含む代表選手不在での勝利について「出場時間が短い選手も、自分たちらしさというものをしっかり出してくれたと思います。当然、結果をだしてほしいですし。まあ細かい部分はまだまだ成長させなきゃいけないところもありますけども、本当にこの中2日という、準備期間のない中で、すごく気持ちの入ったいいゲームをしてくれたと思います」と絶賛した。

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