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ジョアン・シミッチ移籍後初得点。総力戦で逆転勝利/ACL GS第1節 vs大邱【速報レポート】

■チョン・ソンリョン、レアンドロ・ダミアンのスーパープレーに助けられて後半へ
大邱は、言うほど守備的ではないなと思いつつ、立ち上がりから決定機が連続して得点は時間の問題かと思っていた前半8分。ボールロストをきっかけにカウンターを受けて失点。ボールコントロールのミスがラストパスになった不運な失点となった。

失点直後から大邱は守備的に。自陣に引きこもり、分厚いブロックを作ってフロンターレの攻撃を跳ね返した。

そんな27分にパスミスをきっかけにカウンターを受け最後はPKに。この決定的なピンチはチョン・ソンリョンがセーブ。2失点目を与えなかった。

守る大邱に攻めあぐねる展開となったが、40分にジェジエウからのパスを受けたレアンドロ・ダミアンがオーバーヘッドシュートをねじ込んで同点に。

厄介な展開になりかけていたが、かろうじて1−1にして後半に折り返している。

■苦しみながら逆転
後半開始早々に勝ち越し点を奪われ、やはり苦しい展開に。

ただ、失点から4分後の51分に左サイドを登里享平、旗手怜央、三笘薫で崩し、最後はダミアンがこの日2点目の得点を押し込んで同点に。

さらに54分のCKのこぼれ球をジョアン・シミッチが蹴り込んで3点目。シミッチの移籍後初ゴールでフロンターレがこの試合初めて逆転に成功した。

63分に脇坂泰斗に代えて投入した大島僚太をシミッチの脇に置き、中盤を安定させて試合を落ち着かせて膠着状態に。自ら交代を申し出たノボリの足の状態が気になるが、試合終盤の大邱の反撃をしのぎつつ1点のリードを保ち勝利。

鬼門の初戦を勝ち切り白星発進を決めた。

これで今大会Jリーグは4チームとも初戦を勝利。Jリーグ勢として、上々の滑り出しを見せている。

(取材・文/江藤高志)

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