「川崎フットボールアディクト」

大島僚太「ACLで一緒にプレーできなかったことは許さないと伝えました」【コラム】

大島僚太は田中碧に感謝しつつ「許さない」と話したという。

ユナイテッド戦翌日の7月3日、報道陣の取材に応じた大島が語った。

大島にとってユナイテッド戦は天皇杯決勝のG大阪戦以来の先発出場で、自ら決めたゴールも含め質問の一つ一つに丁寧に回答していた。その大島に田中のデュッセルドルフへの移籍について聞いた。

「彼が移籍するっていうことで連絡はもらいました」と話す大島は「僕自身がケガをしている間、ずっと頑張ってくれていたので。感謝したいなと思いますけど」と話す。

今季のフロンターレは大島不在でも強さを発揮。開幕から無敗記録を更新し続けている。その強さの原動力の一人が田中であることに異を唱える人は居ないはず。Jリーグ史上最強とも言われるチームを支えていた田中に感謝する大島は、その一方で田中の移籍のタイミングはACL終了後になると思っていたのだという。

「僕自身、彼はACL後に移籍するかなと勝手に想像してたので」

大島の「勝手な想像」は、大島にとって「切実な願望」でもあったのだろう。だから大島は、田中に「ACLで一緒にプレーできなかったことは許さないと伝えました」と苦笑いしていた。

田中への苦情は、その裏に共にプレーできなかった寂しさ。復帰が長引いてしまった悔しさ。そしてなによりも田中へのリスペクトがない混ぜになっているように思えた。

■以下余談

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