長谷川竜也、苦しんで追加点。2−0で勝利/ACL GS第4節 vsユナイテッド【速報レポート】
■知念慶1得点。内容に対し結果が物足りず。1−0で後半へ
ユナイテッドとの2連戦の2試合目。両チームとも、フィールドプレーヤーを8人ずつ入れ替えて臨んだ。
試合は序盤からフロンターレペースで進むが、ユナイテッドはフロンターレのパスの出どころにプレスをかけようと前からの守備を試みていた。
ユナイテッドは時折フロンターレのミスにつけ込もうとするが、パスは思うようにつながらず。切り替えの速いフロンターレの守備がユナイテッドから自由を奪っていた。
先制点は19分。長谷川竜也の守備をきっかけに知念慶がバックパスをカット。GKを外し、シュートをねじ込む。
このゴール以降、決定機が続くフロンターレではあったが、追加点を奪えないまま前半の45分が経過してしまった。
大島僚太のヘディングシュート、遠野大弥のドリブルシュート、長谷川のダイビングヘッドなど、決まって当然と思える決定機が連続していただけに1得点が物足りないと思わせる前半だった。
なお解説の中村憲剛さんが、8分45秒ごろに大島僚太の動きについて言及しているが、その動きを教えたのは中村さんだったということは書き記しておきたい。
■無失点で終える
大島僚太を前半だけでベンチに。脇坂泰斗が後半開始から交代出場した。
強度を上げ、ラインを下げたユナイテッドの攻略に手こずるフロンターレの攻撃は少しばかり素直だったか。53分のCKの場面で塚川孝輝が頭を強打。そのままプレーを続けたが、4分ほど経過したところでプレーを続けられず。交代した。
決めきれないフロンターレに対し、70分頃からユナイテッドが前に出る守備に切り替えたが、フロンターレは落ち着いてこれを外した。
鬼木達監督は72分に家長昭博と、山根視来を投入してペースを変えようと意図すると、78分にその家長と山根の連携で右サイドを崩し、脇坂のシュート気味のクロスを最後、長谷川が押し込んでようやくフロンターレが追加点を手にした。
試合はその後、80分、90分にユナイテッドの反撃を受けるなどしたがこれをしのぎきり、フロンターレが2−0で勝利した。
(文/江藤高志)