「川崎フットボールアディクト」

達成した最低限のノルマと、見えてきた課題/ACL GS第4節 vsユナイテッド【レポート】

ACL GS第4節
7月5日(月)(19:00KICKOFF/Lokomotiv/0人)
ユナイテッド 0 – 2 川崎

■同一チームとの連戦の難しさ

登里享平が試合後のフラッシュインタビューに答える。

「中2日で同じ相手ということで難しい試合になると思っていましたが、しっかりと結果的に勝ちで、無失点で終えたこと。良かったと思います」

同じ相手との短期間の連戦の難しさについてフロンターレは、今季名古屋を相手に経験している。「最強の盾と矛」のキャッチフレーズが記憶に新しい首位と2位の直接対決は初戦を4-0で勝利したフロンターレが2戦目に苦戦。3−0から2点を追い上げられ、最終的に3-2で勝利という試合になっていた。連続した対戦の初戦で快勝すると、勝った側にも負けた側にも、無意識のレベルで緩みと、決意が現れるということなのだろう。

だから冒頭で紹介した、ノボリの試合後の言葉は、実感を伴ったものだった。

試合は両チームとも8選手を入れ替えての対戦となった。フロンターレが選手を入れ替えることは想定していたが、代えの利かない選手として、ここまで連続出場中だった谷口彰悟、山根視来、旗手怜央の3選手を先発から落とし、旗手についてはベンチからも外した決断は思い切ったものに思えた。前節に引き続き出場したのは大島僚太と橘田健人の2選手と、チョン・ソンリョンという編成だった。

選手の入れ替えについてはユナイテッドも同じで、前節までの3試合をほぼ同一のメンバーで戦ってきた彼らもフィールドプレーヤー8選手を入れ替えての戦いとなった。

■均衡破れるが

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