「川崎フットボールアディクト」

1G2Aの宮城天を筆頭に若手選手が活躍。4-0で有終の勝利/ACL GS第6節 vs北京【速報レポート】

■宮城天2アシスト。北京を圧倒し知念慶、小塚和季の2得点で後半へ
フロンターレの前節大邱戦からの連続出場は車屋紳太郎のみ。一方の北京は前節から10選手が連続出場と対照的な起用方法で試合はスタートした。

立ち上がり2分のCKからのチャンスを皮切りに、フロンターレが一方的に攻め続ける展開に。コンディションと技術的な差は当然ながら、それよりも球際の激しさ、厳しさに決定的な違いが見られた。

ボールロスト後の両チームがかける圧力の違いは決定的で、まさにハーフコートゲームとなった。

そんな試合展開だっただけに前半の2得点は物足りなさを感じるが、知念慶、小塚和季の得点をアシストした宮城天のプレーぶり。両サイドバックの攻撃参加、橘田健人のアンカーなど今後に期待できる活躍を見せてもらった。

北京に体力的な問題が出てくることが予想される後半、フロンターレがどれだけ得点を積み上げられるのか、注目したいところだ。

■後半も2得点
後半開始時に車屋紳太郎に代えて田邉秀斗が登場。プロデビュー戦の田邉は積極的にオーバーラップして北京を圧迫。56分にはスルーパスで、宮城天のフロンターレ初ゴールのきっかけを作った。

そのままペースダウンするものと予想していた北京は、3失点目から前にパワーをかけてフロンターレ陣内に入ろうと試みる。フロンターレに若干の停滞感が出てしまった時間帯となった。

10分ほどでペースを取り返したフロンターレは、その後69分に小塚和季が直接FKを決めて4点目。OGなのか、小塚の得点なのか意見が別れているようだが、いずれにしてもいい得点だった。

試合はその後、疲労感が出た選手たちを交代采配。レアンドロ・ダミアン、家長昭博、谷口彰悟と豪華なメンバーが投入されてそのまま4-0で試合を終わらせた。

フロンターレが6連勝でグループステージを終えている。

○宮城天(フラッシュインタビュー)
――試合を振り返っていかがですか?
「今、みんなで5戦全勝で決勝トーナメント進出が決まってて、チーム全体で最後まで気を抜かず、戦っていこうという話をしていた中でこうやって4ゴールで勝つということはチーム全体としてもプラスになりますし、これからの戦いでもチーム全体の底上げができたという面でも良かったと思います」

――試合前に鬼木監督からはどんな指示が?
「チームとしては複数得点、3点以上取るというところと、チーム全員でハードワークして、最後の試合に勝とうと言われていましたし。個人としては結果を求めてやっていましたし、1ゴール2アシストと結果は残せましたけど、今日の試合、ゲーム内容ではもっと取れたと思うので。そこは一つ課題ではあります」

――6戦全勝、チーム全員でつかんだ結果ですが、改めてGSを振り返っていかがですか?
「環境も違う中、前乗りでここに来て、すごい厳しい戦いでしたが、チーム全員で戦えたことが、一番チームとしてこれからの経験になったと思いますし、自分も初出場で試合に出たということで、これからももっとチームの力になれるよう、頑張っていきたいです」

――最後にサポーターにメッセージを。
「DAZNで応援ありがとうございます。自分たちは精一杯やったので。応援ありがとうございました」

(取材・文/江藤高志)

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