三笘薫移籍発表後の初戦。選手層を示せるかが問われる/J1 第24節 vs柏【プレビュー】
三笘薫の移籍が正式に発表された。当然のことながら、三笘の移籍はフロンターレとしては大きな痛手だ。局面を一気に打破できる突破力とパスセンスを持ち合わせ、決定力もある。そのプレーを身近に見ることが難しくなったのは残念でならないが、現状のJリーグには収まりきれなかった選手であるのも事実。ずっとフロンターレでの活躍を見ていたかったが、新天地での活躍を陰ながら応援したい。
ということで、10連戦の初戦となる柏戦に向け、以下の点について展望していく。
ポイント1「攻撃の形」
ポイント2「柏の守備に対し」
■ポイント1「攻撃の形」
大分戦を前に鬼木達監督はスペイン代表の戦いに刺激を受け、その崩しを取り入れようとしていると話していた。狭いところを突破するという部分については、たとえばジョアン・シミッチは前方にパスを出すということについて、継続して鬼木監督から指摘されていたことだと次のように述べている。
「それに関しては、監督からずっと要求されていて、特に前を見る、前を意識する、前にプレーをするというところで、積み上げてきたところが今回の試合でもうまく出せたのかなと思います」
さらに、チーム全体としての戦術の落とし込みがいい方向に進んでいるとの手応えも口にしており「それ(縦パス)を自分がやることによって相手チームがさらにうちとの対戦をやりにくくさせるのではないかなと思います。やはり自分たちの形は攻撃的なので、そこでスイッチを入れることで自分たちのスタイルでサッカーができるのかなと思っています」としていた。
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