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柏に逃げ切りを許す。昨季の大分戦以来の無得点でドロー決着/J1 第24節 vs柏【速報レポート】

■攻めあぐねた前半。0−0で後半へ
立ち上がりにイージーなパスミスが連続してペースを掴めず。柏に押し込まれる時間が増える。
フロンターレがペースを掴み始めたのが20分頃から。柏守備陣に封じられていたレアンドロ・ダミアンがくさびのパスを落ち着かせられるようになってから。その結果、インサイドがボールに関わり始め、シュートで終わる場面が増えた。

柏の堅守に阻まれて崩し切る場面は少ないが、ミスによるボールロストを減らせればそれほど柏の攻撃はそこまで怖くない。丁寧さと大胆さをどう共存させられるのか。そのあたりの塩梅を後半は高めたいところ。

■宮城天、ゴール奪えず。
後半開始直後にピンチを作られて肝を冷やすが、それ以降はフロンターレが分厚く握る展開に。前半とは違い、ボックス内に入り込む攻撃が作れるようになっていたが、決定的な形にまでは至らず。後半62分に上島拓巳がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場してからの柏は完全に守りきろうというシフトを取った。

その結果フロンターレの一方的なペースになるが、ゴールを奪うところまでは行けず。宮城天のシュートが少しずつゴールを脅かしたのは希望だったが、試合は最後まで得点奪えず。0−0で試合終了となった。

なお、フロンターレが無得点で試合を終えたのは昨季の大分戦以来のこととなった。

(取材・文・写真/江藤高志)

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