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ダミアンの同点弾で引き分け決着/J1 第25節 vs広島【速報レポート】

■広島に圧倒されて失点。悪い流れで後半へ
高い圧力と運動量を背景にした広島の守備にフロンターレは苦しむ。チャンスを作るどころか、ボールキープにすら難儀する展開に。

相手陣内に入っても少しずつパスがずれてボールロスト。逆に、広島のパスワークを分断できないまま、ズルズルとポジションを戻さざるを得なかった。

悪い流れの中で先制点を奪われる苦しい展開で前半を終了。相手が前から出てきているだけに、天皇杯清水戦で山村和也が示したような前方へのロングフィードを織り交ぜたいところ。そのあたり、鬼木達監督はどう修正してくるだろうか。

■勝ちきれず
後半立ち上がりに宮城天を投入して試合は一変。立ち上がりから押し込む展開に。
宮城に幅を取らせながらその宮城をうまく使い、左サイドの崩しを狙う。
飲水タイムのタイミングの2枚替えでさらにペースアップ。アンカーに入った橘田健人とインサイドハーフにポジションを移した家長昭博が、長いボールを供給し、チャンスの幅が広がる。

73分にその橘田を起点に旗手怜央からレアンドロ・ダミアンとつなぎ同点弾。さらに逆転ゴールを狙うフロンターレだったが逆転ゴールを奪うところまでには至らず。

引き分けの結果に、悔し涙を流す旗手怜央の姿が印象に残る試合後だった。

(取材・文・写真/江藤高志)

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