「川崎フットボールアディクト」

福岡の堅守を崩せず。公式戦今季36試合目の初黒星/J1 第26節 vs福岡【レポート】

J1 第26節
8月25日(水)(19:03KICKOFF/ベススタ/4,461人)
福岡 1 – 0 川崎

■決めきれなかった前半

少しずつ後手を踏んでいたように見えた。

チャンスを作りながらも0−0で終わられた前半に続き、後半も福岡はプレスを続けた。前半よりも激しく見えたプレスに対し、フロンターレはボールを前に運ぶことに苦労していた。

この点、鬼木達監督に後半に福岡がペースアップしていたのではないかと聞いたがプレッシャー自体は前半から来ていたと指摘しつつ「後半の立ち上がりにエンジンをかけて上げてきた印象はありました。そこを耐えればまた流れは持ってこれたと思います」との所感を口にしている。

実際にチャンスは作っていたが、仕留めることはできなかった。

前半のフロンターレは複数回福岡の最終ラインを突破している。11分にはタテへのシンプルなパスワークの末に、レアンドロ・ダミアンが1対1の形を作っている。13分にはジョアン・シミッチからのパスを引き受けた宮城天が1対1に。しかしGK村上昌謙のファインセーブに阻まれてゴールとはならず。この日先発の宮城は好調さを誇示するかのように15分、19分と連続してチャンスに絡むが、ゴールを奪うという仕事には関われなかった。

31分には橘田健人が関わりダミアンがシュートするがこれも村上がファインセーブ。福岡を押し込みながら1点が遠い前半のフロンターレにとって誤算だったのが、前半39分の旗手の負傷交代だった。

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