「川崎フットボールアディクト」

宮城天が示した可能性と、足りていないもの【コラム】

三笘薫がすごかったのは、ドリブルで運んだボールをきっちり味方につなげられていたところ。危険なエリアに入り込んでのパスは、容易いことではない。それをときにトップスピードで。ときに、パスコースを消そうと立ちはだかる相手選手を前に、味方選手につなげていた。ドリブルがうまいだけの選手との違いの一つは、攻撃を継続させられるパスの技術にあった。

三笘が見せていた能力の片鱗を宮城天に見た。札幌の攻勢に苦しむフロンターレが耐えた前半34分のことだった。

登里享平からパスを引き受けると、ゴール前に帰陣する札幌の選手と対峙しつつタイミングを図る宮城。ノボリが駆け上がり、守備陣の立ち位置が微妙に変化したタイミングを見逃さず小林悠にパス。小林が個人技で先制点を流し込んで、宮城にアシストが付いた。

試合を通しての宮城は必ずしもいいプレーばかりではなかったが、このアシストは評価に値するものでその点について鬼木達監督に聞いてみた。

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