「川崎フットボールアディクト」

コロナ禍の難敵との一発勝負。浦和戦敗退の教訓を生かしたい/ACL R16 vs蔚山現代【プレビュー】

ACLのグループステージを首位通過しながらも、同じく首位通過した蔚山現代とレギュレーションのめぐり合わせながらアウェイで対戦せざるを得なくなったフロンターレの大事な一発勝負に向けて、以下の点で展望していく。

ポイント1「難敵」
ポイント2「教訓」

■ポイント1「難敵」

ACL蔚山戦を前にしたルヴァンカップでの敗退について、鬼木達監督の受け止めは実に前向きだ。

「頭の方の切り替えはすでに出来てると思ってます。まあ自分もそうですし、選手も次の蔚山に向けて最善の準備をするというところは変わっていないので。今そういう気持ちでいます」と話す鬼木監督は、勝利を目前にした2失点の経験について「全てを生かさなくてはいけないかなと思ってます」と指摘して「逆に言ったらあの浦和戦は今回の蔚山と戦う上で、本当にいろんなものを、こうなんていうのかな。与えてくれたゲームというか。もう1回自分達のやるべきこと。そういうものを見せさせてくれたゲームだと思っている」のだと発言。「戦い方の部分もそうですし、自分自身のいろんな采配もそうですし。モチベーションのところの持って行き方もそうですし。いろんな意味でやっぱり感じさせられたゲーム」だったのだとしている。

もちろん敗退したのだから反省は必要だが、起きてしまったことを悔やむのではなく、前向きに受け止めて、フロンターレというチームは強くなってきた。この試合でも積み重ねてきた強さを見せてもらいたいところ。

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