知念慶の追加点を守り、3−1で勝利/J1 第29節 vs徳島【速報レポート】
■マルシーニョがPK奪取とアシストで存在感を示した前半
マルシーニョが加入後初スタメンでフロンターレデビュー。旗手怜央がケガから復帰するなどしたフロンターレは、遠征の疲れを感じさせないハードワークで徳島を圧迫しようと試みる。
蹴らせてボールを奪い、カウンターでシュートといういい循環が生まれた立ち上がりに得点は生まれず。
逆に11分に先にゴールネットを揺らされたが、これはVARからのオフサイドの指摘が入りノーゴールに。
その後、じわじわと攻め込んだフロンターレは34分にマルシーニョが仕掛けてPKを奪取。これを知念慶が決めて先制点となった。
そのまま無失点で行かなければならなかったが、38分にカウンターから一美和成の同点弾を喫する。嫌な展開を払拭したのが42分の脇坂泰斗のファインゴール。狭いエリアに入り込んでパスを繋ぎ流し込んだフロンターレらしい得点となった。
徳島の岩尾憲からの縦パスから決定機を作られており、ケアが必要だが後半、どう出てくるだろうか。
■CKから逃げ切り
後半開始早々の52分にCKから知念が2点目。チームとしては3点目の得点で点差を2点差にしてリードを広げた。セーフティーなリードにも思えたが、徳島は選手交代でパワーをつぎ込んで反撃に出る。次々とサイドからの攻撃を繰り出して、ヒヤヒヤさせられる展開が続いた。
フロンターレは2点差を追いつかれる経験は、ルヴァンカップ浦和戦で。またピッチコンディションが悪い試合については蔚山で経験済み。つなぐところと蹴るところのメリハリを付けつつ徳島の反撃を受け流した。危ない場面がなかったわけではなかったが、ACL敗退後の初戦を勝利で終わらせている。
(取材・文・写真/江藤高志)