「川崎フットボールアディクト」

まだまだ続く、ガマンの時。油断できない相手との一戦/J1 第30節 vs湘南【プレビュー】

前節の劇的な勝利の結果、蔚山戦後の2連戦で2連勝。ACL後の5連戦のうち、残りの3試合は等々力での戦いとなる。ちなみにリーグ戦のホームゲームは5月30日の鹿島戦以来で、4ヶ月ぶりの試合となる。

ポイント1「戻りつつある日常」
ポイント2「まだ、ガマン」
ポイント3「等々力」
ポイント4「監督交代の湘南」
ポイント5「脇坂泰斗」

■ポイント1「戻りつつある日常」

ホテルでの隔離期間はまだ続くが、チームはひとまず麻生グラウンドに帰還しており精神的に一息ついた形だという。

麻生で練習できることのメリットとして脇坂泰斗はこんなことを口にしている。

「やっぱり、麻生グラウンドでトレーニングできるということは、落ち着きますし。トレーニング後のケアのところも、いつもと同じようにケアができたりとか、シャワー浴びれたりとか。非常にストレスなくできてます」

文字にして読むとなんでも無い日常なのだが、その日常が戻ってきたことが選手には大きな意味があるということ。生活の拠点として位置づけられていたクラブハウスに戻れることのメリットが語られていて興味深かった。

ルヴァンカップ、ACLを連続で落とした精神的なダメージに加え、日韓の移動と隔離生活、そして続出したケガ人というハンディを抱えた中での試合は、まさに逆境といえるものだった。鬼木達監督は「ルヴァンといい、ACLといい、連続でやっぱりタイトルをのがした後なんで。すごく難しい状況かなというふうにはね、当然認識していて」と口にしつつ「この5連戦は自分の中で、すごく重要になる、なんとなく向かっちゃいけない5連戦だと」考えていたのだという。ふわりと戦ってはいけない連戦であるという認識を持ちつつも「それを選手にどう表現していいのかという。この思いを伝えなくては後悔する、という思いがあった」のだという。

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