「川崎フットボールアディクト」

強気と前向きな姿勢が生んだ3得点。終盤の劣勢を凌ぎ鹿島を下す/天皇杯準々決勝 vs鹿島【レポート】

天皇杯準々決勝
10月27日(水)(18:03KICKOFF/等々力/9,776人)
川崎 3 – 1 鹿島

■ニアゾーンを攻略

前半に目立っていたのが山根視来の攻撃参加で、サイドで張る家長昭博と、その内側にポジションを取る脇坂泰斗との連携で高い位置に進出し、鹿島のニアゾーンを攻略し続けた。マルシーニョが仕掛ける左サイドは、マルシーニョが一人で攻撃を完結させていたこともあり登里享平の攻撃参加は少なめに見えたが、それにしてもえぐる場面はあって、意図を感じた。

前半15分の先制点につながるCKは、山根がえぐった攻撃が起点で、前半の両者の攻防のポイントの一つだったと言える。

鹿島は立ち上がりから前に圧力をかけようとしていたようだが、そうできなかったのだと安西幸輝は振り返る。フロンターレの左右のウイングの立ち位置が、鹿島の試合運びを難しくしていたのだという。

「前半の立ち上がり15分っていう時間帯に、相手に圧をかけられなかった」と説明を始めた安西は「家長さんと、マルシーニョ選手が、あまり守備をせずに。僕らサイドバックを上がらせないようにするっていう感覚に、ぼくは前半なっていたので。本当に完敗かなと思います」と振り返る。

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