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「川崎フットボールアディクト」

第100回高校選手権準決勝【えとーセトラ】

2022年1月8日に国立競技場で行われた高校選手権準決勝を取材させてもらった。

結果的に青森山田が6−0で高川学園を下した試合は、青森山田の強さが際立つ試合だった。3バックで試合を始めた高川学園は、結果的に5バックになる時間が多く、後ろに重たい試合をしてしまっていた。もう少し前にボールを運びたかったが、堅守の青森山田のブロックの中に入って行けず、自陣深い位置でボールを回させられる展開が続いた。その結果、青森山田は高い位置でボールを回収して攻撃を継続。セットプレーも含めゴールを積み重ねた。強いチームのサッカーというものを感じさせられる試合だった。

そんな準決勝についてはご存知の通り、第1試合目に出場予定の関東第一が試合を辞退。2選手からコロナ陽性反応が出たための措置だった。本件を伝えるリリースを読んだ際に、最初はよく理解できなかった。

それが「正規登録チーム(選手30名及びチーム役員)に代わり予備登録チーム(選手14名及び正規登録チーム以外のチーム役員)での出場」という部分。この規定について、学校とサッカー部の関係者が検討した結果、辞退に至ったのだとリリースには書かれてあった。

つまり、陽性者が出たチームに関しては、選手登録した30選手と監督スタッフの全員が出場できないという内規があったということ。また関東第一は、予備登録メンバーでは出場したとしても戦えないと判断したということになる。実力的に31番目からの選手と、代行監督で試合をするということで、ある意味仕方のない判断だとも言えた。

高校選手権の大会事務局は、コロナ禍におけるJリーグ開催の手続きを把握しているはず。Jリーグでは陽性者が判明したチームでも、試合の3時間前にJリーグが指定するキットによるPCR検査で陰性判定されれば試合出場が可能だった。Jリーグでのそうした運用が適用されていなかったということは、何かしらJリーグとの違いがあったということだろう。それは例えば、Jリーグでは宿舎は個室になっていたが、高校生は大部屋だったり、一部屋に複数人の選手が同室していたというような違いなのかもしれない。

本件、感染してしまった2選手が気の毒で仕方ないが、これをバネにしてほしいと思う。人生では突然、何の前触れもなくそれまでの努力が無に帰すことがある。

ちなみにオミクロン株による感染の再増加の傾向が続いており、東京都の1月8日の感染者は1224人に上っている。2021年の東京都の人口は1396万人だとのことでなので、人口1人あたりの感染者数は0.0000877人。桁を変更すると1万人あたり0.877人の感染者だったということになる。

国立競技場準決勝の入場者が18,599人だったので、この割合で考えれば、あの観客の中に1.63人の感染者が居たことになる。そう考えるとリスクは広がっているということが言えるのかもしれない。

弱毒化しているというオミクロン株の性質を考えると、過度に怖がる必要はないのかなとも思うが、いずれにしても日々の感染対策を継続していくしか無い。今回の運営の判断を尊重しつつ、これからプレシーズンの行事が始まっていくJリーグが無事に開幕を迎えられることを願いたいと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

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