2022年02月12日 14時33分　
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トップチームが浦和と対峙する富士フイルム杯を前に、川崎U18が日本高校サッカー選抜と対戦。前半19分に川口達也が決めた1点のリードを守り川崎U18が勝利を収めた。

得点を決めた川口は、大関友翔からの縦パスについて練習で要求しあっていた形だった振り返る。

「普段の練習から大関選手は、紅白戦の時とかに、裏に走ってくれというような欲求を受けたり。逆に自分が要求してる部分もあったので。そこでちょうどうまく二人の普段からのコミュニケーションが出て、綺麗に裏に抜けたかなと思います」

握っていた前半に1点をリードした川崎U18ではあったが、試合終盤に押し込まれてしまう。そうした展開について川口は「前半は監督も言った通り、自分たちの意識していたサッカーっていうのができる部分もあって、うまく試合を運べてたんですが、後半高校選抜の、やっぱ普段意識してると思うんですけど。その圧っていう部分が上がってきて。そこに自分たちが通用しなくなってしまった部分もあったので。見えたところと課題のところを、今後プレミア開幕に向けて、やっていかないといけないなという風に思いました」 と反省していた。

苦しみながらも無失点で試合を終わらせた川崎U18のCB松長根悠仁は、トップチームに帯同した沖縄合宿の成果が出たと話す。

「トップチームの凄い先輩たち、先輩たち？（笑）　すごい選手たちと、実際対峙してみて、すごい高いレベルにあって、そこで自分でどうしたらいいかとか考えるようになって、相手を止めれたのが良かったと思います」

また、沖縄合宿ではトップチームの中で自分の実力を見直すことができたとも話していた。

「ユースの中では通用した守備の部分だったり、ビルドアップもそうですけど。そういうとこが、トップに行って通用しなくて。そこをもっと高いレベルでユースに戻っても、やっていかないといけないなと思いました」

高井幸大不在の中、高校選抜を無失点に抑えた結果は悪いものではないと考えたが、松長根は危ないシーンがあったと反省して次を見据えていた。

「ゼロで終われたのは良かったですが、他に危ないシーンだったり決められてもおかしくないようなシーンがあったので。そこはちゃんと直していきたいなと思います」

ちなみにクラブ史上初めてプレミアリーグを戦うが、そのシーズンに向けてチャレンジャー精神で「優勝したいです」 と意欲を見せた。

そんな川崎U18はどんな一年を見せてくれるだろうか。

（取材・文／江藤高志）