「川崎フットボールアディクト」

進むチーム作りと立ちはだかる難敵。セットプレーがポイントに/J1 第9節 vs横浜FM【プレビュー】

■ポイント1「チーム作りの過程」

まだ2試合しか終わっていないのだが、その2試合を見ていて気になったのが、フロンターレの右サイドの連携だった。端的に言うと、家長昭博と山根視来の連携が封じられているような印象を持っていた。例えば富士フイルム杯の浦和戦については、家長に対しマッチアップしていた馬渡和彰が丁寧に家長を止めようとしており、その家長との連携からの山根の攻撃参加というものがあまり効果を発揮できていないように見えていた。

相手からすると時間を作れる家長と、昨季2得点12アシストとフロンターレの得点源になっていた山根の連携を封じるのは、それだけで十分な戦術になり得る。そういう観点で家長に、山根とのタテ関係について聞いてみた。相手からのケアはどの程度感じられているのかどうか。

「いや特にないすね。あのやっぱり、二人の関係でやってるわけでもないですし。常に11人で動いてるイメージがありますので。二人だけの関係がどうのというイメージはあまり持ってないです」と家長。二人の連携ではなく、11人で見るべきという発言だった。

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