「川崎フットボールアディクト」

「ゲームコントロール」の難しさと2019年との違い/J1 第4節 vs名古屋【プレビュー】

■ポイント1「ゲームコントロール、とは」

G大阪戦の前半41分。チャナティップが凄まじいキープ力を発揮してボールを持ち出す。このドリブルに反応した遠野大弥がG大阪の最終ラインの裏のスペースにフリーランニングしてパスを引き出し、ダイレクトでクロス。ゴール前のレアンドロ・ダミアンはわずかに合わせそこねるが、記憶に残るカウンターになっていた。

今季、鬼木達監督はスピードをテーマの一つに掲げており、この攻撃が鬼木監督が狙っていた形の一つなのかと考えた。鬼木監督の回答は「あれとは違います」というものだった。

「あれ自体はすごくいいプレーだと思うし、相手にとって嫌なことをしてると思うんですよね」とも話す鬼木監督は選手個々の判断は悪くないとも述べる。

「あのタイミングで(遠野)大弥もあそこの足元じゃなく、背後に抜けていく作業のところなんかもいいと思いますし。チャナもあれは本来だったら、なかなか難しいところを抜けてきたので。やっぱりそういう意味で言うと、そこのチャレンジはね、よかったと思う」

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