「川崎フットボールアディクト」

諦めの悪さと、同点ゴール。もぎ取った勝ち点1/J1 第7節 vs磐田【レポート】

J1 第7節
4月6日(水)(19:03KICKOFF/ヤマハ/7,508人)
磐田 1 – 1 川崎

■評価と課題の3選手

何かが起きてほしいとは思っていたが、実際に起きた出来事に心底驚いた。

後半ATの同点ゴールは、堅守でチームを救っていた三浦龍輝のミスから生まれた。敗戦の瀬戸際にまで追い込まれての、土壇場の同点劇でフロンターレは勝ち点1をもぎ取った。この結果について鬼木達監督は「それは大きいと思いますね」と語気を強める。

「ここで連敗をするのかどうかっていうのはすごく大きな違いになりますし」

鬼木監督は、全員でサッカーをしているというスタンスを強調しつつ「とにかく全員で力を合わせて勝ち点1を取れたので。またこれをホーム、本当に調子のいい柏ですけれども、そこでしっかりといい形でこの勝ち点1をつなげていきたいなと思います」と次節を視野に入れていた。

全員でサッカーをしている、という鬼木監督のスタンスが出たのが、C大阪戦のスタメンから3選手を入れ替えたメンバー編成であろう。

小林悠、知念慶、遠野大弥の各選手が名前を連ねた試合は、前半からフロンターレペースで進んだ。彼ら3選手の連携はそのユニット単位で見れば見どころも多く、たとえば16分に小林からのパスを受けた遠野がボックス内でシュートを放つ場面や、32分には遠野が左サイドを突破してからのクロスに、知念が頭で合わせる決定機など、前半の攻勢にアクセントを付ける活躍ができていた。

(残り 2196文字/全文: 2803文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ