「川崎フットボールアディクト」

鬼木達監督、車屋紳太郎選手(MOM)/ACL2022 GS第1節 vs蔚山現代【試合後コメント】【公式会見】

○鬼木達監督
――土壇場で同点に持ち込んだ選手たちの戦いぶりについて。
「最後まであきらめない姿勢というもの。それがこのゲームでは非常に重要でしたので。そういう話をしていましたが、それをこの気候の中でも、しっかりやってくれたこと。また勝点1は非常に大きいものだと思うので。そういう意味で言うと、選手の最後まであきらめない姿勢は非常に頼もしく思います」

――試合の入り、少し抑え気味だったように思いましたが、あれはゲームプランでしょうか?
「アグレッシブに行きたかったですね。ただ、相手との噛み合わせでのところで、少しいけなかったのか、もしくは少し重心が後ろに引っ張られたかなと。もう少し強気でスライドしたかったですが、そこのところは反省というか。ただ、後半はシステムを変えたり、いろいろな形で押し返してくれた。そこは評価できるかなと思います」

――後半、3人交代の意図について、教えて下さい。
「やはり勢いというものを出したかった。ゲームの流れを変えるには、人数のところもそうだし。特にこの暑さもあったので。そこのところでもう1回勢いを出す。そういう意味で代えました」

――スタート時にも疲労はありましたか?
「疲労はないというのはウソになるが、そんなに多くはなかったと思いますが、ただ、思った以上にトレーニングの中の気候と、ゲームが始まったときの気候の差というか。そこには選手も戸惑いがあったのかなと。ちょっとセカンドボールにしてもそうですし、反応がかなり前半遅かったので。そこはちょっとそういうものかなと思っています」

――この勝点1の意味について。
「もちろん勝点3を目指していましたが、自分たちのビハインドのところから考えると、この勝点1は非常に大きなものになったと思います。ただ、これを生かすかどうかはこれからの5戦になると思うので。もう一度、気を引き締めながら。もっともっと自分たちらしく、アグレッシブに戦いたいなと思います」

○車屋紳太郎(Man of the Match)
――復帰戦でしたが、名前を呼ばれてたときにはどんな心境で試合に入ったか?
「これまで、ケガでなかなか出られない時間が続いて。自分自身も悔しかったですし。チームメートにもすごく迷惑をかけていたという気持ちが強かったので。とにかく残り時間で、チームに勢いを与えたいと。ゴールという最高の形で終われましたが、何かしらチームにいい影響が与えられればなと思いました」

――ゴール場面については?
「ラストプレーというのは分かっていたので。GKがボールをこぼしたときには、体が勝手に反応したというか。すごく自分らしくないゴールだったと思います。それまでもチームメイトが90分を通して。途中で変わった選手も居ますが、そういう選手たちの頑張りで、あそこまで最後押し込める時間が増えて、ああいうセットプレーになったので。そういう選手たちのゴールでもあると思います」

――この勝点1の意味について。
「ここで引き分けのと、負けるのとでは、短期決戦、残り5試合を戦う上での気持ち的なところもすごく変わってくる。それはすごく、もちろん、勝点ゼロと勝点1というのは違うかなと思います」

(取材・写真/江藤高志)

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