「川崎フットボールアディクト」

宮城天の動きに特徴的な裏取りの動きと大量得点の効果/ACL2022 GS第2節 vs広州【レポート】

ACL2022 GS第2節
4月18日(月)(17:00KICKOFF/Tan Sri Dato’ Haji Hassan Yunos Stadium/98人)
広州 0 – 8 川崎

■MOM宮城天

「マン・オブ・ザ・マッチは宮城だ、えーと何番だっけか?」
「24だよ」とのやりとりをAFCの広報担当としつつ、唸ってしまった。よく見ていたな、という意味で。

広州戦でフロンターレは3選手が2得点しており、またチャナティップも移籍後初ゴールを決めていた。東南アジアでの絶大な知名度を誇るチャナティップに加え、JリーグのMVP経験者である小林悠もいる。DFながら2戦連続ゴール中の車屋紳太郎が2試合連続MOMを取ることすらあると思っていただけに、AFCの見る目を感じた。

宮城は高いラインを維持しようとしていた広州の戦いの裏をかき、フロンターレに効果的な攻撃の形をもたらしていた。

結果的に広州が、中国勢のACL史上最多8失点を喫することになったのは、前半7分の失点が大きかったはず。広州にしてみればできるだけ無失点で長い時間を経過させ、フロンターレを焦らせてカウンターで得点をという展開を狙っていたはず。だからこそ、7分という早い段階の失点は広州のゲームプランを壊し、彼らはそれを最後まで立て直せなかった。知念慶の7分の先制点を皮切りにわずか14分間に4点を畳み掛けたのは、広州の若さもその一因であろう。フロンターレが強かに試合を進めた。

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