「川崎フットボールアディクト」

タフな鳥栖に、フォーメーション変更で対抗。手を尽くしてのスコアレスドロー/J1 第14節 vs鳥栖【レポート】

J1 第14節
5月21日(土)(17:03KICKOFF/駅スタ/9,502人)
鳥栖 0 – 0 川崎

■最後の時間帯

なかなか思うように試合をすすめることができなかった。

ざっくりとした印象ベースで言えば、何かがハマっていない、という感覚。それがほぼ1試合を通して続いてしまった感がある。そんな難しい試合に例外的な時間帯があるとすれば、後半82分の谷口彰悟の退場後。試合内容や数的不利な状況を考えれば勝ち点1でOKという時間帯がもっともフロンターレらしい試合展開になっていた。

この時間帯の試合運びについて鬼木達監督は、守りすぎを警戒していたのだと振り返る。

「引きすぎてしまうと、アウェイでもありますし、勢いのあるチームなので。守るだけという形になると思うので。とにかくチャンスがあれば出ていく作業のところ。少しでも早くボールを前へというところで、逆にそれで少し押し返せたところもあったので」

結局は強気が一番だったということで「そういうものをスタートからもっともっとできればいいなというふうには思っています」と悔しさをにじませていた。

もちろん試合開始から強気で臨む姿勢は見せていたのだろうが、それにしても鳥栖は難敵だった。

■前からの守備

(残り 2705文字/全文: 3215文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ