「川崎フットボールアディクト」

出そうと試みた連動性と、それを補う個の能力/Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022 vsPSG【レポート】

7月20日(水)(19:32KICKOFF/国立競技場/64,922人)
PSG 2 – 1 川崎

■見応えあり

隣で取材されていた年配の同業者が後半途中ごろに「つまらないな」とポツリ。確かに両チームとも大幅に選手が入れ替わった後半は、組織的な崩しからドリブルを主体とした個人技優位の展開に切り替わってはいたが、それにしても局面での強度の高さだとか、交代出場選手の仕上がり具合だとかが確認できて興味は尽きなかった。単純に視点の違いなのだろうと受け流しつつ、サブキャストだった瀬古樹のキックの精度や、山村和也のゴールなど、後半にもしっかり見ごたえあるプレーを見せてくれて楽しませてもらった。

そんな試合は、立ち上がりからフロンターレが積極的な守備を仕掛け、PSGに一泡吹かせようと試みる。レアンドロ・ダミアンのプレスに連動した守備を試みており、迫力ある守備が出せていた。また、家長昭博のプレーも素晴らしく、開始2分のヌーノ・メンデスとのマッチアップを制した場面を筆頭に出色のプレーを見せていた。

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