【サッカー人気5位】待ちわびたリーグ再開。エモーショナルな…

中野吉之伴フッスバルラボ

教え子が若くして指導者になった理由とは? 「選手時代からトレーニング理論とかに興味があったんだ。論理性があるかないかを自ら探っていたんだ」

 

▼11月最後の特集は23歳の若き指導者ルカ・モルドル

ルカは、僕がかつてフライブルガーFCのU16、U18で監督を務めていたときの選手。U19の活動を終えた後、指導者への転身を図った。20歳で1年間ブンデスリーガクラブのホッフェンハイムで研修を受けており、21歳で「エリートユーゲントライセンス」を獲得。日本でいうB級ライセンスで、ドイツで上から3番目のライセンスになる。

すでにフライブルガーFC内でも非常に高い評価を受けている若き指導者だ。

先日、突然ルカから連絡があった。特に何かを打ち合わす予定もなかったので「何だろう?」とメールを開いたら、そこにはかわいい赤ちゃんの写真が! 第一子の誕生を知らせる、とても温かく愛情に満ちた連絡だった。

ふと、11月最後の特集インタビューには「ルカにお願いしてみよう」と思って依頼してみたら、快く「OK!」の返信が届いた。場所を打ち合わせると「うちに来てくれ!」と言われたので言葉に甘えてお邪魔することにした。

取材当日、家探しに少し迷ったため、約束の時間から5分ほど遅れて到着したが、ルカは笑顔で自宅に迎え入れてくれた。ソファで恋人が赤ちゃんを抱いて座っていたので挨拶を交わしていると、ルカはコーヒーを淹れにキッチンへと消えた。数分後、コーヒーを手に戻って来ると私を居間に招き入れ、二人でテーブルに座った。

ルカ、君はどのようにサッカーを始め、どんなふうにサッカーとやってきたんだい?

ルカ「比較的遅く、サッカーを始めたんだ。Eユース(U10)の頃だった。ドイツでは遅い方だよね。僕は自分のキャリアを、自分でオーガナイズしてきたんだ。うちの両親は二人ともサッカーにそこまでつながりがある人ではなかったし、最初のクラブとなったポストヤーンというクラブも自分で探してコンタクトを取ったんだ。

それからU15になってフライブルガーFCに移籍するときも、自分で全部やった。自分自身にモチベーションがあったし、もっとうまくなりたいという向上心があったから。

サッカーとの出会いは幼稚園や学校の休み時間に、みんなとボールを蹴っているだけだったなぁ。でも、ちょっとずつ『もっとやりたいな』という気持ちが大きくなった。自分の中で『もっとできる』といつも挑戦を探していたと思う。

選手時代からトレーニング理論とかに興味があったんだ。だから、コーチや監督が『どんなふうに説明するか』が僕にとってはすごく大事だったんだ。

何のためにこれをやるのか。
どうしてこのプレーが必要なのか。

そうした論理性があるかないかを自ら探っていたんだ。それがないと楽しくなかったしね。選手としてやっていくのが徐々に難しくなったのは、そこに理由があったからかもしれない。自分が成長していく中で、提示される練習内容に納得いかないことが増えてきてしまったんだ」

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