中野吉之伴フッスバルラボ

中野のクリニックで見た子どもたちが生き生きとトレーニングに向かう姿

▼中野が全国各地で講習会やクリニックを開催中です。

私も勉強のためにいくつか参加しました。
とある市で開かれたサッカークリニックに行ったときのことです。
たまたまジュニア年代の大会が行われていました。

会場には人工芝コートが2面あり、1面はその大会の試合、
残り1面は大会参加チームの練習スペースとクリニックのスペースと、
同一コートを半分ずつに分ける形となっていました。

アップ、メイン、ゲーム性の高いトレーニングとクリニックが流れていきます。
そして、3対3のトレーニングをしているときのことです。
ふと耳の中に、違う声が飛び込んできました。

「トラップミスするな!」
「縦に入ってパスコースを作ろう」

気づくと、同じピッチの中に別種の声が混在していました。
子どもたちに声をかけている言葉、タイミング、トーンなどで、
日本とドイツの指導の違いがにじみ出ていました。
こんな声が聞こえてくる現場に居合わせることは滅多にありません。

クリニックでは2度の給水タイムがあったのですが、
1度目は子どもたちの息が上がりっぱなし。
アップと基本トレーニングしかしていないのに…。

「よし、次をやろう」

そう言う声がかかるまで休んでいる子もいました。
しかし、2度目は平然とした顔で水を飲む子どもたちの姿がありました。
彼らは給水を終えると、急いでピッチに駆け出していました。
まだ中野はピッチにマーカーを置きながら次のトレーニングの準備中です。
準備が終える頃には、全員が中野を待っていました。

「早く次の練習をやりたい」

クリニックは、子どもたちのそんな気持ちが満ち溢れていました。
「こうやってドイツのグラスルーツの子どもたちは育っている」
そんな指導を目の当たりにした、とても学んだ1日でした。

管理人 木之下潤

中野吉之伴、木之下潤が12月に関わったサッカーやスポーツのメディア情報です。
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ミゲル・ロドリゴが教えてくれた「才能を引き出す」11の魔法
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