中野吉之伴フッスバルラボ

【月刊まとめ】2017年12月の「子どもと育つ」を企画ごとに振り返る!

こんばんは。
管理人の木之下です。

昨年の10月にWEBマガジンをオープンしてから7カ月が過ぎました。紙媒体を中心に広告や雑誌を制作してきた私からすると個人メディアの制作は新鮮な発見がたくさんありました。しかし一方で、2000年代はじめにWEBからメディアの仕事に入った身からすると、企画やコンテンツを作っている部分については「人が関わる限りは、ここは今後も普遍的なものなのかな」なんて思いながら運営しています。

なかでも、強く感じていることは「交流」です。SNSが一般化した現代社会においてはTwitterやFacebook上で全く知らない人たちと交流をすることが簡単に行えます。当サイトでも、少しずつ中野と気軽に会話をしてくれる人たちが増えてきました。それは立ち上げた狙いの一つでもあるので、とても嬉しく思っています。

実は、私自身はその一つ先を見ています。それは「直接的な交流」につなげることです。どんどん進化するIT社会を利用し、SNS上で情報交換が活発になることは非常に大事なことです。ただ、それだけに止まっていては刺激にはなっても、本当の意味での成長にまでつながるかといえば「疑問符が付く」と考えています。

先月寄稿したある媒体の記事を拡散したSNS上に、一人の指導者から「実際の現場ではいろいろなことが起こる。でも、評論をするのは簡単」というコメントいただきました。私は執筆者として認識されているし、今も昔も自分の意見を発表することには賛否がつきものだから当たり前だと捉えています。だからと言われたことに対して感情的になることはありませんし、むしろ感謝しています。私はそうなることを予測していたので、3月から「チームコーディネーター」として町クラブの指導者の一員としての活動も始めました。指導現場にも身を置くことを決め、実行に移すことで見えている世界が広がりました。

試験的に、4月の特集で「読者の質問に答えます」という企画を行いましたが、届いた質問の数はそんなに多くはありませんでした。日本人の特性を考えたらそんなものという見方もできますが、便利になったからこそできることにも目を向けるべきです。

私たちは、もっと多くの人と直接的な交流を図りたいと思っています。

そこで先日、大分県中津市の町クラブの代表者が上京するとのことだったので、コンタクトをとって直接会ってお話してきました。大分の育成の現状、クラブが目指すもの、ドイツの指導情報、そして全国の育成現場の状況…お互いに持っているものを交換することで非常に得られるものが多い1日となりました。15時に約束してカフェに入り、結局閉店の21時半までぶっ通しでしゃべりっぱなしでした。

今はメッセンジャーを使えば、動画チャットで顔を見て話すことも可能です。少し勇気を持てば直接的な交流が図れる時代なので、このWEBマガジンを通じて「直接的につながる場」にしていけたらいいなと思っています。

【過去の「月刊まとめ」】
2017年10月の「月刊まとめ」
2017年11月の「月刊まとめ」
2017年12月の「月刊まとめ」
1月の「月刊まとめ」

主筆者 中野吉之伴(【twitter】@kichinosuken

▼12月の特集「ドイツの育成とは」※5月中は期間限定公開!
ドイツの指導者育成の第一人者が語る指導の本質とは?
(ベルント・シュトゥーバー/前半)
ベルント・シュトゥーバーのサッカー指導の見解とは?
(ベルント・シュトゥーバー/後半)
ドイツの首都クラブが考える育成とは何か
(ヘルタベルリン「フランク・フォーゲル」/前半)
アカデミーもクラブの発展とともに成長するもの
(ヘルタベルリン「フランク・フォーゲル」/後半)
指導者としての在り方にクラマーは厳しかった。
(デットマール・クラマー/前半)
いい選手=ボール扱いがうまい選手ではない。
(デットマール・クラマー/後半)

▼連載「指導者・中野吉之伴の挑戦」第二・三回
(「footballista」提携企画)
狂った歯車を好転させるために指導者はどう手立てを打つのか
負け続きで思い通りにならずともそこから学べることは多々ある!

▼トレーニングメニュー (第二回)
夏休み明けからシーズンインに向け、どのような準備をするのか?

管理人 木之下潤(【twitter】@jun__kinoshita

▼フットボールFRee
サッカーを、どうトレーニングすべきか?
読み取る力と学ぶ力は比例する。逆もまた然り。

▼最新メディア情報
中野、木之下が11月に関わった他媒体の仕事を公開!

今回の「月刊まとめ」は当サイトの思いをより多くの人に知ってもらうため、2017年12月の特集企画を5月いっぱい無料公開することにしました。5月の特集「初心者コーチのためのサッカー分析講座」も好評いただいていますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

管理人 木之下潤

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