【サッカーパック人気3位】 2019Jリーグ第12節・湘南ベルマーレ戦 曺貴裁監督(湘南)「もしか…

中野吉之伴「子どもと育つ」

ゲーゲンプレッシングとリトリートの判断を鍛えながら前後左右に対応するスライドを身につけるのは組織的な守備において基本だ。【6・7月特集「初心者コーチのためのトレーニングデザイン」vol.7】

ボールロスト後、すぐに対応してボールを奪い返せたら最高だが、いつもうまくいくわけではない。

不用意に動いてしまったら相手にスペースをプレゼントしてしまい、カウンターを許す。だからこそボールにアプローチする選手だけではなく、ボールに直接関わっていない選手が「それぞれの局面からどんな展開が起こりえるのか?」を準備しながら次の動きへと移行していく予想をできるようになることが重要になる。

守備側から見ると、このような流れが予想される。

ボールの競り合い
→奪い取る
→奪い取れないけど、前には運ばせない
→前に運ばれる、が粘り強くついていく
→無理に取りに行き、突破されてしまう
→こぼれてルーズボールになる

思い込みで動くのではなく、「この局面だとこんな流れになりそうだな」という判断基準を少しずつ身につけ、U11年代くらいから取り返しに行ける場面「ゲーゲンプレッシング」とカウンターへの起点をつぶしながら守備組織を整える場面「リトリート」を判断し、最適な対応ができるようにチャレンジしていきたい。そして育成年代であれば、もし「ボールロストした時にそのまま奪いに行くべきか、それともまずは戻るべきか」で迷ったら、そこは奪いにいってほしいと思う。いかないでなんとなく回避できたという経験より、いったけど相手にうまく攻撃されたという経験の方がはっきりと次への蓄えになる。そこからフィードバックして、悪かったのはタイミングなのか、アプローチしたスピードやコースなのか、それとも判断できる材料がほかにあったのか、を整理する。そのプロセスが大事ではないか。

そこで、今回は「守備組織の整え方と対応の仕方」というテーマで練習メニューを考えてみたい。

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