練習頻度を考える時に重要なことは「体のケア」「頭のケア」「心のケア」「人間関係のケア」を思慮することだ
▼サッカーを指導するとは?
このことを掘り下げて考えてみる。前回(10月特集「サッカーを指導するには何を学ぶべきか」vol.1)はその導入として、選手が成長するために必要な要素の整理を試みた。
・普及
・資質
・スカウティング
・チーム
・ネットワーク
・環境
・コンセプト
・先鋭化
・実践
・指導者
上記10項目を挙げ、それを「環境面からのアプローチ」「選手面からのアプローチ」「指導者面からのアプローチ」の3つの観点から分析していくことにする。まず、はじめは「選手面からのアプローチ」について取り上げてみたい。
選手がどういう取り組みをすることが成長につながるのだろうか。
選手からの目線で「心構え」「準備」「努力の仕方」という点で考えていく。選手の成長を考えたときに、一番のポイントとなるのが公式戦だ。公式戦とは、サッカーというゲーム、サッカーというスポーツの中で勝敗をかけて戦う場のことである。自分の力を発揮し、チームメイトの力を引き出し、チームの力を生み出していく。自分のチームの全力に相手チームの全力がぶつかってくる。うまくいくこと、うまくいかないことが出てくる中で状況に応じて修正し、対応していく。相互の勝ちたい思い、負けたくない気持ちが緊張感を生み、ミスに対するプレッシャーがある中で、自分の感情をコントロールしていく。
だから、練習試合と公式戦は違う。
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