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中野吉之伴「子どもと育つ」

「インターンシップ生」募集のお知らせ

▼「一緒に伝えることを学ぶ」仲間を増やす。

「物書きは読み書きすることでしか、癒されない気がします。良いテキストを、ありがとうございます。リスペクト…現役を貫いてください。退役軍人のお願いですよ(笑)」。

この言葉を目にした瞬間、熱いものがこみ上げてきた。このコラムを読んでくれた出版業界の先輩からの、思いもよらない贈り物だった。

ここ数年、積み上げてきたキャリアが邪魔だった。本来は感覚で動いて自分にとって新たなものを発見し、それを探求・研磨していくことで存在価値を示したから『今』がある。なのに、「人がどう見るのか、どう思うのか」という立ち位置からの逆算が勝手に頭の中で自動的に働き、いつの間にか他人が見ている絵図に自分自身が収まるようになっていた。だから当たり前だけど、どの仕事も平均75点以上は取れているが、100点が取れない状況が続いていた。

この状態に陥っていることを、自分が理解するのに数年かかった。

「オレたちは見えないものを形にするのが仕事。それでお金をもらっとるわけやから一般の人たちには理解できんよ。写すのも、書くのも結果として形になったものが評価になる。やから内容はどうであれ、ここまでフリーとして東京でやっとること自体は評価していいんやない」。

年末年始の帰省時に東京へ戻る前日、酒を飲みながらカメラマンの先輩にこう言われた。「そもそも理解されようと思っていること自体が間違いか」。そう思うと、これまで様々なことにどん詰まりを感じたり焦りを覚えたりしていたことが、自分自身の思い上がりだったことに気がついた。

いったん他人より、まず自分の思いに直結した行動をしようと決意した。ありきたりだが、「自分の波長を取り戻すことが大事だ」と長年感じていたからだ。キャリアを重ねる上で思った瞬間、すでに頭で考えて自分というフィルターを通すことが身に染みついてしまっている。だから、最初は行動がフリーズしたりすることが多かった。とにかく「思い→考える→行動」ではなく、「思い→行動→考える」をやり続けた。

約1か月が経過し、ようやく感覚に近い状態で行動ができるようになってきた。大切なのは、すべての物事をフラットな状態で見つめられる精神状態と思考回路を持つこと。このことが少しずつ馴染み始めると、「性別も、年齢も、国籍も、健常者と障害者も関係なく、丸ごと人間として捉えられるようになったので、すべてのものから何かを得られるな」と思えるようになった。すると、目の前に大好きな海が広がったような気がした。

インターンシップの募集は、その過程の中で生まれたことだった。

思いつきだと、誤解されたくない。あくまで自分というフィルターを通った上で自然発生したものだからだ。さらに、その思いが生まれた瞬間には、具体的なイメージがもう頭の中には同時に浮かんでいた。インターンシップ生に出す各月のテーマと課題、そして彼らが「伝えることを学ぶ」実践方法はアイディアとして思いついていた。その実践の場となるのが、WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」である。

だが、果たして「このインターンシップの在り方が学生たちにとって正解なのか。これが社会に役立つものとして身につくのか」については少し半信半疑だった。

そんな迷いを感じていた時、このWEBマガジン主筆者本人から「徳島でおもしろい大学生と出会ったから話してみて」とメッセージがあった。まずは連絡をとり、ビデオチャットで話をすることになった。来年度、大学4年生になるその彼と会話を交えて感じたのは「普遍的な価値観は年齢と関係ないんだな」ということだった。正直、私から質問してみても考えがまとまらず、受け答えも曖昧な表現と言葉ばかりだが、でも「サッカーをもっと生涯スポーツとして楽しんでもいいのではないか」という思いだけは信を得ていた。

偶然にも彼と話したおかげで、このプロジェクトのコンセプトは「一緒に伝えることを学ぶ仲間を増やす」ことにしようとひらめいた。確かに、このプロジェクトそのものは私の経験を学生たちに伝えることが主たる目的になるのだが、それが一方的なものだと、インターンシップ生たちのためにもならないし、モチベーションも上がらない。なので、私自身も学生たちと同じ目標に向かうことにした。

【目標】
企画からコンテンツまですべてを自分で担い、提携媒体に掲載すること

これを目指して学ぶ過程の中で、毎月テーマと課題が与えられ、実践形式を通じていろんなことに取り組んでもらう。それはスポーツに限らず、様々なバリエーションをテーマにアウトプットしてもらうつもりだ。当然、私には各自を導くことが求められるが、積み重ねられるかどうかは本人たちの努力次第でしかない。

でも、結果的には9月の段階で提携媒体に自分が手掛けたコンテンツが掲載されたかどうかの合否は出るし、学生期間中に実績として刻めるかどうかもわかる。そういった最終目標の部分においても、このプロジェクトは実践形式をとっている。

とはいえ、提携媒体掲載のためにインターンシップをするつもりは毛頭ない。一つずつ積み上げていく過程の中で、「メディアとは?」「コンテンツとは?」というこの業界の入り口の「い」くらいのものをしっかりと学んでもらいながら着実に力をつけてもらうつもりだ。

昨今は若い世代にろくな教育もせずに、いきなり結果だけを求める企業が多すぎる。そういう社会の在り方に思うところもある。そこに対しては文句の一つも言いたいところだが、時間の無駄だし、生産性があるはずもない。だったら、管理運営するWEBマガジンを活用し、自分のできる範囲でインターンシップ生に学びの機会を作ればいい。

もちろん、キレイごとばかりを並べるつもりはない。今後は、より自分のアイディアを元にした『行動』と『実践』と『持続』が求められる社会へと変わっていく。だからこそ私自身が、今の年齢に応じた野心と向上心を表現するために、このプロジェクトで実践するのだ。

現在、インターンシップが内定している学生は1名。この内容と背景にあるものを読み解き、私との等価交換を受け入れられる覚悟のある人は、ぜひTwitterのDMで挑戦を表明してもらいたい

【インターン期間】
4月〜9月

【募集人数】
数名

【応募資格】
学生であること
スポーツが好きであること
伝えることに興味を持って学べること
※全部満たしていることが条件

【応募地域】
全国
※基本的にビデオチャットで月数回のミーティングを行うため、インターネット環境さえあれば応募は可能。また、グループワークを必須とするため、携帯のみでの作業が難しく、最低限のパソコン環境は必要

【応募期間】
2月末

当然だが、メディアを学ぶ場であるため、TwitterやFacebookなどのSNSを運用しながら自らのブランディングを行ってもらう。なぜなら人と人、人と組織、人と企業…という『つながり』が新たな可能性を構築していくからだ。私は文筆家を名乗っているが、昨年から地域のサッカークラブやサッカースクールでコンサルタント業も行っている。きっちりと学べば、いろんなことが身につけられることは間違いない。4月から「一緒に伝えることを学ぶ」仲間になれることを楽しみにしている。

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