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中野吉之伴「子どもと育つ」

中野が20年前に小学生を指導していた頃のトレーニングを自分自身で添削!【トレーニングメニュー06】

自分のトレーニングってどうなんだろう?

ちゃんとできているのかな? どうしたらもっと良くなるのかな? そう思いながら自分のトレーニング内容をあらためてチェックしたり、外部の人に修正・改善してもらったりする機会はなかなかない。周りを見渡しても、サッカーの知識はあるけど相談しづらい人だったり、すごく相談に乗ってくれるけどサッカーのことをきちんとわかっているわけではない人だったり。特にスポーツ少年団や小さなクラブでは難しい環境だったりする。

そこで今回は、「あるトレーニングを私がチェックして修正点・改善点を探す」企画をやってみたい。

取り上げるトレーニングは、私が20年前に日本の小学校チームで監督をしていたときのものだ。当時の練習メニューのメモが残っていたので、そこから問題点を抽出し、より良いトレーニングにするためのアドバイスを考えてみようと思う。

ちなみに20年前、私は21歳の大学3年生。小学校のサッカークラブで指導者デビューをし、2年目が終わりを迎える頃だと思われる。サッカー歴自体が5年目、指導者歴が2年目。クラブに指導者経験者がいないという状況で、もちろんYoutubeで動画検索なんてできない時代だ。本屋でサッカー教本を探してそれだけを参考に試行錯誤しながらトレーニングと向き合っていた。なので、いろんなところにアラがあってもなんら不思議はない。むしろ一つでもいいところがあればすばらしいと感じるくらいだ。では予防線はこれくらいにして、とりあえずトレーニングのオーガナイズを見てみよう。

【20年前のオーガナイズ】

▼小学生3〜6年生/30人/90分
トレーニング1/30分/コーディネーション+シュート練習
トレーニング2/20分/別パターンでのコーディネーション+シュート練習
トレーニング3/20分/センタリングからシュート練習
トレーニング4/20分/フルコートゲーム

うーん、どこから手をつけたらいいのやら…。まず、一日のトレーニングにテーマがない。いや、当時の私はあるつもりだった。たぶんコーディネーションとシュートへのコンビネーションというイメージは持っていたのではないだろうか。ただ、技術をテーマにしてしまうのはトレーニングのオーガナイズとしてはあまりよろしくない。それはトレーニング中のプレーの目的が曖昧になってしまうからだ。

例えば、「センターからのチャンスメイク」というテーマでオーガナイズを考え、そのテーマに沿った練習メニューの中にコーディネーション要素を取り入れる方が、全体としてバランスがいい内容になるはずだ。そこに技術的な要素も加えていけば、言うことはない。

そういえば、ふと思い出したが、当時はコーディネーション系のトレーニングを本当にすごくやっていた。理由の一つとして、子どもたちの体の使い方があまりに滑らかさがなかったから。そして、シュート練習もたくさんやっていた。それはクラブに来てくれていた子どもたちの多くは「自分がサッカーをやりたいから来た」というより「何かそもそもサッカーって何で楽しいんだ」「サッカーってどんなスポーツ?」ということが選手たちの中でボヤけていたと思っていたからだ。そう考えると、問題点への目の向け方は悪くないし、シュート練習を多く取り入れるのはプラスポイントだろう。

さて、次は一つ一つのトレーニングを確認してみたい。

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