日本帰国で地域の様々な指導者、選手、保護者たちと交流をする 6月15日~6月25日
▼6月15日(土)/スポーツができるってすばらしい
ここまで妻のご両親との旅行はすべて予定通り、いや、それ以上だ。天気予報では雨続きだったのに、毎日晴れているすばらしさ。雨天時用のスケジュールも考えていたが、予想外の好天に、この日は世界最高峰にある展望台へロープウェーで向かった。標高3993m。富士山よりも上。昨日とは、また違う世界がそこにはあった。展望台に上がると、言葉以上に別世界。遠目で見ると4000m以上の山の頂を歩いている人たちの姿が見えてくる。現実と幻想の境に自分がいるのではないかとさえ感じた。
午後は別行動。
子どもたちは町中の公園で遊び、私たちはカフェからそんな彼らを眺める。当たり前のようにサッカーコートがあり、スケーター用の場所があり、バスケットボールができるところがある。日本にも「こんな場所がもっと増えてきたら素敵だな」とコーヒーを飲みながら思う。スポーツは遊びであり、遊べる場所があること子どもたちにとっても、大人にとっても、地域にとってもすばらしいことだなとあらためて再認識した。
▼6月16日(日)/この日も優勝セレモニーはお預け…
朝の電車でフライブルクに戻る。子どもたちは車内で義父母とウノで大盛り上がり。撮った写真を見返しながらマッターホルンでの日々を振り返った。当たり前だけど、写真と実際の光景とでは全然違う。見に行こうと、感じに行こうと行動に移すことはやっぱり大切だな。おかげでとても素敵な体験になった。
到着後、私はそのままフライブルガーFCが練習するグラウンドへ。前回行われなかったU16の優勝セレモニーが昇格戦のハーフタイムに行われると連絡があった。フライブルクの中央駅から駆け付けたが、結局またセレモニーはなし…。昇格戦でみんなテンパっているのはわかるけど、連絡の一本で済む話だから連絡がほしかった。昇格決定戦のファーストレグはホームで2対2の引き分け。
この試合、実に2000人強の観客が詰めかけていた。
6部から5部への昇格戦で、この熱さ。グッとくるものがある。
▼6月17日(月)/妻のご両親とはこの日でお別れ
妻のご両親が日本へと戻られる日。最後に、フライブルクとフランクフルト空港のちょうど間にあるカールスルーエの動物園に行くことにした。駅前でアクセスがいい。この日も好天で様々な動物を見ながら、のんびりと過ごす。シロクマ同士のケンカシーン、すごい迫力!
夕方前にカールスルーエを出て、フランクフルト空港へ。空港では、みんなで最後の食事。とても和やかだ。子どもたちも、私たちも、そしてお義父さん・お義母さんもいい時間を過ごすことができて何よりだった。笑顔でバイバイし、私たちはフライブルク行の電車へと急いだ。
▼6月18日(火)/帰国準備にあくせく
この日は、自宅で家族のんびり。私は一時帰国前の最後の準備に励む。講演会用の資料を整理。
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