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中野吉之伴「子どもと育つ」

宿題は(ほぼ)ゼロ。サッカーの練習も(ほぼ)ゼロ。ドイツの子どもの夏休みスタイル。

 

こんにちは。6週間の長い夏休みも、残り2週間となりました。上の写真は、長男が参加した夏休みプログラムで、3日間かけて森の中に建てた3階建ての基地。子どもたちは最終日には寝袋を持ってここに泊まりました。

以前、コラムでも少し書きましたが、ドイツでは州によって夏休みの時期が異なります。7月下旬から9月上旬まで休みになるのは、私たちの住むバーデン=ヴュルテンベルク州とバイエルン州の2州だけ。ほかのほとんどの州ではもう新年度が始まっているので、心なしか、ここフライブルクを訪れる観光客も少なくなってきたように思います。

さて、先日こんな記事を見つけました。

こどもまなび☆ラボ海外では宿題ナシが主流!? 脳科学者・茂木先生の提案する“理想の夏休み”」

この記事では欧米やアジアの様々な国の夏休みスタイルが比較されています。そこで今日は、我が家の夏休みも少しご紹介させて頂きたいと思います。

ドイツの公立校に通う8歳と11歳の子どもを持つ我が家の場合、学校からの宿題は「基本的に」出ません。ただし、先生や学校の方針により、自由選択の課題が少し出たり、補習があったりはします

我が家の長男と次男は同じ小学校に通っていましたが、長男の担任の先生は夏休みの宿題は一切出さない人でしたそれに合わせて、クラスメイトも、夏休みは勉強もきっちり休む方針のご家庭が多かったようです。小学校を卒業してギムナジウム(日本の小学校高学年・中学・高校にあたる一貫校)に入ってからもそれは同じ。学校からは夏休みの補習(任意参加・有料)の案内が来たので、苦手科目の補習に行かせることも考えましたが、本人が「夏休みにまで学校に行くのは絶対嫌だ!」と断固拒否。そこで代わりに、文系科目が苦手な彼に、どんなジャンルでもいいから長編の本の読破にトライすることを勧めてみました。今のところ全5巻のうち2巻までは読み終えましたが…夏休み終了までに最後まで読めるでしょうか?

一方、2次男の担任の先生は、休みの間も無理のない範囲で家庭学習をすることを勧めるスタイルです。次男の友人の親御さんもそれに合わせ子どもと相談して休暇中も簡単な課題を設定するお家が多いです。ただし強制ではありませんし、休み明けの提出も不要です。全くやらないご家庭もあると思います。次男はドイツ語と算数のワークブックを11ページずつゆるーくやっております。A5サイズの小さなワークブックで、1ページの問題数も少なめ。あくまでもその日の予定に合わせて、ゆるーく、です。

この日は宿題を休んで、朝から遠方に住む友達家族のところへ。一緒にトレッキングやバーベキューを楽しみました。

ちなみに、海外在住日本人家庭の我が家には、ここに日本語も加わります。子どもたちは普段から週に1回日本語教室に通っており、普段は1日プリント1枚くらいのペースで翌週までの宿題が出ています。ドイツで暮らすということは日々ドイツ語に囲まれて暮らすということなので、こちらの宿題は日本語を学ぶ・身につけるというよりは、なるべく毎日日本語に触れる、というのがコンセプト。夏休みもこのコンセプトは変わらないので、子どもたちは文句を言いながらも毎日続けてくれています。

そしてスポーツですが、これはサッカーをやっている長男、サッカー・空手をやっている次男ともに夏休みはまるまる練習はお休みです。子どもたち夏休みとなればそれぞれ思い思いの場所に出かけていきますし、指導にあたってくださるお父さんコーチの皆さんも休暇を取って家族と過ごしますから。もちろん6週間まるまるバカンス行くご家庭ばかりではないので、ときおりコーチから「今週と来週は仕事だから、夕方から練習ができるよ。誰か来れる?」と連絡が来ることもあります。都合のつく子が何人か集まれば練習、集まらなければ無し子ども同士が待ち合わせて公園でサッカーをして遊ぶときのノリに近いかもしれません。そもそも息子たちのクラブはグラウンドに鍵も柵もないので、コーチが声をかけてもかけなくても、サッカーをしたい子どもや、時には大人も、夕方になると三々五々集まってきては、暗くなるまで自由にボールを蹴って遊んでいたりします。

暑い練習の後は水遊び。というか君たち、こっちがメインなのでは?おかげでなかなか帰れません…。

サッカーだけではなく、次男の通う空手の道場でも、夏休み中に何度か、不定期で道場開放日が設定されているだけで、他の練習は完全に休みになります開放日に都合が合えば行ってもいいし、行かなくてもいい。先生方も開放日のために夏休みを返上したりするようなことはなく、都合のつく先生同士それぞれ担当する日を決めて開放日に来てくださっています。小学生年代はどのスポーツでも、どのチームでもこのようにゆったりとしたお休みを取ります。中学生年代、高校生年代になると、夏休みを利用したサッカーの合宿や空手の遠征が組まれたり、夏休み明けを控えたプレシーズンの時期から練習が再開されたりするクラブもありますが、期間は6週間あるお休みのうちの1週間程度でしょうか。

次男の通う小学校の校長先生は、終業式の日に子どもたちにこんな風におっしゃっていました。「夏休み、フライブルクで過ごす人も、他の場所へ出かける人も、夏休みでないとできないことを楽しんでください。どこで過ごすかよりも、どう過ごすかが大事です。素敵な時間は、過ぎてしまったらもう戻ってきませんよ」

子ども時代は、一生で一度きり。大人になってから振り返ったとき、「いつもと違う特別な時間」として思い出に残るような夏休みの過ごし方をさせてあげたいなあと心から思っています。

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