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中野吉之伴「子どもと育つ」

子どもの一大イベント、誕生日会。人気のプレゼント第一位は商品券&現金!?

こんにちは。ゆきのです。長い長い夏休みが終わり、子どもたちの学校も、サッカークラブも、少しずつ始動しています。今日は少しサッカーの話題から離れて、ドイツの子どもの誕生日のことを紹介します。

夏休み最後の週末、長男は友人の誕生日パーティーに招待されて出かけて行きました。会場となったのはFT1844という、この地方では最大級の総合スポーツクラブ。ここで誕生日パーティープランを申し込むと、参加する子どもの年齢や人数や好みに合わせ、スポーツクラブ内の施設や器具を利用した様々な遊びを、インストラクターつきで楽しむことができます。以前、次男が同じFTでの誕生日会に招待されたときは、グラウンドを借りてずっとサッカーのミニゲームで楽しく過ごしたそう。今回はあいにくのお天気だったので、長男たちは体育館でバランスボールを使ったゲームをしたり、競技用の巨大なトランポリンで遊んだりしたそうです。

子どもにとって、誕生日パーティーは年に1度、自分が主役になれる特別な日。誕生日の後の週末や祝祭日に、小さい子どもの場合や少人数の場合は自宅で、少し大きな子どもの場合や大人数の場合はレジャー施設や公共施設などが提供するバースデープランなどを利用してお祝いするご家庭が多いようです。

そして、子どもだけでなく、大人にとっても特別なのが誕生日。そう、ドイツでは老若男女を問わず、「誕生日を祝う」ということが社会の中でとても大切にされています。親しい友人を招いて家でゆっくり過ごす人、家族や友人を誘ってハイキングやサイクリングなどを楽しむ人、レストランやカフェを貸し切って盛大にお祝いする人と、お金のかけかたも祝い方も様々ですが、「誕生日を迎える本人(とその家族)が企画・準備して、自分にとっての大切な人と楽しい時間を過ごす」というコンセプトは共通しているようです。

大きなパーティーは開かなくとも、仕事の休憩時間にちょっとしたケーキやお菓子、チョコレート、飲み物などを持ち込んで、「今日は私の誕生日だから、よかったら食べてください」という習慣も、広く行われています。子どもであれば、先ほど書いた誕生日会の他にも、誕生日の当日に学校や習い事にマフィンやケーキなどを持参して、休み時間に振る舞います。そう、誕生日であれば学校に堂々とお菓子を持参していいのです!もちろん小さな子どもの場合、これらの用意をするのは完全に親なのですが、成長とともに、周囲の祝い方も参考にしながら、だんだん自分で自分の誕生日を企画・準備するようになっていくようです。我が家の息子たちも「今年は自分で招待状を書いてね」「来年は自分でマフィンを焼いてみようか」と、少しずつ仕向けているところです。

大変だけれど楽しい誕生日。誕生日プレゼントは基本的に相手に欲しいものを聞いてから準備する、というものもドイツ流の1つかもしれません。聞かれた側も遠慮なく欲しいものを伝えます。パーティーの招待状に「プレゼントには○○をもらえたら嬉しいです」と書いておくことさえあります。希望をはっきり伝えておいたほうが、送り主がプレゼント選びに困らなくて助かるから、というのがドイツ式の気配りなのです。送り主が自分のセンスで選ぶこともなくはないですが、相手の好みがある程度わかっていないと難しい、とドイツ人は考えます。リクエストされていない品を用意する場合には、万が一の事を考えてレシートを保管しておき、「もし気に入らなかったら言ってね、返品するから」と一言伝えて贈ることも珍しくありません。相手が喜んでくれることがプレゼントの第一条件だからです。

では、子どもの誕生日パーティーの贈り物で一番喜ばれるものって何だと思いますか?小学生以上の子どもの誕生日会の場合、人気のプレゼント第1位は圧倒的に商品券。もしくは現金です。金額は子ども同士であれば1015ユーロ(1200円~1800円)くらいでしょうか。初めて自分の子どもが誕生日会で商品券をもらってきたときには正直かなり抵抗がありました。子どもの同士の贈り物で、はっきり金額のわかりすぎるものを贈ってしまうってどうなんだろう……以前は10ユーロ前後で買えるおもちゃや絵本や文具セットなどを贈り合っていたのに……と戸惑ったのを覚えています。

しかし、いったん受け入れてしまえば商品券はとても合理的。年齢が上がると、子どもの欲しがる物も高額になりがちですから、プチプライスのプレゼントをいくつももらうよりは、小口の商品券や現金を集めて、それで大物をドンと買えたほうが満足度は高いようです。贈る側にとっても、子どもたちから欲しい物を聞き出して探しに行く手間が省けるのは、正直かなり助かるところ。

とはいえ、やっぱり味気ない?身も蓋もない?我が家の長男は昨年の誕生日会で集めた商品券でブレイブボードを買い、「みんなに買ってもらったブレイブボードだよ!」と楽しそうにずーっと乗っています。祝ってくれた友人への感謝の気持ちを忘れずに、大切に遊んでくれているのなら嬉しい限り。何をどんなふうに贈るか、見た目や形式にこだわりすぎず、「相手が喜んでくれること」を大切にするというシンプルなことが、結局は一番重要なのかもしれません。

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