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中野吉之伴「子どもと育つ」

お父さんコーチはみんな頑張っている。彼らにとって、そして子どもたちにとってプラスになるようなこちらからのアプローチとは?

▼お父さんコーチという立場を様々な角度から見ていきたい

これまで子育て奮闘記として書いてきたこちらのコラム。今回からはお父さんコーチ奮闘記と少しタイトルをリニューアルしてお届けしたいと思う。

コーチとしての子育てという見方よりも、お父さんコーチとしてチームでどのように関わり、我が子だけではなく、チームの子どもたちみんなとどう向き合ってやっていくのかというほうがピンとくるかなと。だからと書く内容が大幅に変わるということはなく、今までのようにチーム内での悪戦苦闘を気ままにつづっていきたい。

練習が終わって手ごたえばっちりなんてことはあんまりないし、どちらかというとうまくいかないことが多くて、グラウンドから自転車で帰りながら「こりゃ大変だなぁ」「やれやれだぜ」とこぼしたくなることがしょっちゅうだけど、それでいやな気持ちになることって、これっぽちもない。つらさは皆無。子どもたちが見せてくれる最高の笑顔があるからだろうな。だからトレーニングにも試合にもできるだけ帯同したい。

次男チームでコーチになって1シーズン半が過ぎた。まだまだ幼いところが多かったU8の小さな子どもたち。いいプレーができなかったと泣き、試合に負けたと怒り、足を蹴られたと怒鳴り、ゴールを決めて大喜びし、試合に勝って仲間と抱き合う。そんな喜怒哀楽が純に発散されていた彼らも、気がつくとU10となり、毎週のリーグを戦うのが当たり前になっている。もちろん、彼らが持つ素直な感情はそのままだけど、試合に対する考え方とか、サッカーに対する見方というのはやっぱりどんどん変わってきている。気持ちや考え方をセルフコントロールしようとするし、集中力もどんどんアップしてきている。でも全部がうまくいくなんてことはなくて、ぶんむくれたり、わめいてしまうことだってある。そんな時に自分がそっと話を聞いてあげられるようにしたいなと思っている。いままでもしているけど、これまで以上にもっと。そう思ったきっかけがあった。

ょっと前までは、監督のバスティアンにも育成のノウハウを教えてあげようと思っていた。過去形にしたのは、別にこれから何もしないというわけではなくて、アプローチの仕方を変えてみようと感じたからだ。私もそうだけど、それ以上にバスティアンはお父さんコーチだ。名詞に比較級を使うなんておかしな話だけど、要はなんで私たちは指導者をやっているんだろうというところを考え直してみたことがあった。

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