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中野吉之伴「子どもと育つ」

1月の中野吉之伴スケジュール/2019年の締めは野球の話!?

こんにちは!水曜コラム担当のゆきのです。

ヨーロッパはクリスマス休暇に入り、街はとても静かで、穏やかな雰囲気に包まれています。

今年も『中野吉之伴 子どもと育つ』をご愛読くださり、本当にありがとうございました。今週金曜日分は家族旅行のためにお休みさせていただき、週明け月曜日に中野による年内最後の記事をアップ予定です。その後『子どもと育つ』は年末年始休暇を頂きます。新年1回目の更新は16を予定しております。2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

すでに中野からTwitterなど各方面で告知されていますが、20201月から一時帰国し、日本でまたサッカークリニックや講習会、講演会などを開催いたします。

こちらのリンクに予定がまとまっておりますので、お時間とご興味のある方はぜひ足をお運びください。今回も日本でたくさんの方々とお会いできることを心より楽しみにしております。

oldtakasuさんによる写真ACからの写真

さて、サッカーのWebマガジンなのにとても恐縮なのですが…年内最後のコラムは野球の話で締めくくりたいと思います。

この夏、中野はカーディナルスケルンのプロ選手兼で監督をしている片山和総(かたやまかずさ)さんに会い、リアルスポーツでインタビュー記事を掲載させていただきました。(ご興味のある方はこちらからお読みください。第1弾 第2弾

そのインタビューがご縁で、池上正さん主催のドイツ指導者研修 旅行の際にもカーディナルスケルンの訪問が実現しました。野球だけではなく、スポーツ全般について、子育てについて、トレーニングというものの本質について、日本のサッカー指導者の皆さんにぜひ考えて頂きたかったからです。

研修旅行に参加された皆さんと片山さんとのやりとりを見ていると、どんなスポーツにも言えるのは、「それが本質的にどんなスポーツで、どんな技術が求められているのか。そのためにはどんな練習が必要なのだろうか」という当たり前の原点を見失わないことの大切さを感じます。

例えば日本だと当たり前のように行われる練習「バットの素振り」ですが、ウォーミングアップとして軽く行うならともかく、その動作だけを延々と行うことで、果たして「野球というスポーツに必要な動作」を磨くことは本当にできるのでしょうか?

研修旅行主催の池上さんも、著書の中で「リフティングの上手い下手って、サッカーにとって本当に大切なことですか?」と繰り返し疑問を投げかけています。集団でボールのやりとりをするサッカーというスポーツにおいて、一人だけでボールを扱うリフティングの技術が、決定的に重要な要素をもたらし得るのでしょうか?

「サッカーの練習といえばリフティングでしょ」「野球の基本はまず素振りでしょ」というなんとなくの刷り込みだけで練習をしたつもりになっても、効果は期待できなさそうです。逆に、そのスポーツの中にある本質に気づいて効果的なトレーニングを積んだ人は、そのスポーツの中で着実に成長できることはもちろん、共通する本質を持つ他のスポーツに移っても、その能力を十二分に活かすことができるそうです。高校でバドミントン部だった大学生が、野球のトライアウトで150キロをマークした、という実例もあるそうですよ。

かっちゃんさんによる写真ACからの写真 

片山さんとのディスカッションの模様は、こちらの2本の記事でより詳しくご紹介しています。動画の中では他にも興味深いテーマをいくつも扱っていますので、どうぞご覧ください。

ドイツの野球からスポーツや教育、子育てを考える(動画)

そのスポーツの本質を考慮することが、何のために、どんなトレーニングをすることが大切かにつながる

なお、先ほどのバドミントン→野球へと転身を遂げた大学生のエピソードはこちらのNumberの記事で読むことができます。

「野球ほど社会性を問われるスポーツはないんだ。部員50人、ベンチ入り20人、レギュラー9人、試合になったら11の一騎打ち……いろんな単位の人の関わりの中でプレーするのが野球でしょ。

その選手が野球しか知りません、やったことありませんじゃね。野球の選手ほど、いろんな経験をしていろんな場を知ってる必要があると思うよ」

それって野球だけの話?いいえ、サッカーだっていろんな単位の人の関わりの中でプレーするもの。だから、今サッカーの世界にいる子どもたちにも、これからサッカーに飛び込んでくる子どもたちにも、ぜひ、サッカーだけではないいろいろな経験を積んでほしいですね。

みなさまどうぞ良い年末年始をお迎えください!

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