【サッカー人気3位】鹿島アントラーズとトレーニングマッチを…

中野吉之伴「子どもと育つ」

リーグ中断期に何をするのか。キックボクシングにサッカーゲーム。そして室内サッカー大会に個人面談。指導者がやるべきことはピッチ内のことだけではない

12月1日でリーグ前半戦終了

リーグ中断期にどんな活動をしよう?

私たちコーチングスタッフは子どもたちがこの時期どんな取り組みをすることが成長につながるかを話し合い、この時期だからこそできることにいっぱい取り組もうとした。集中は大事だ。向上心も大切だ。だからと常に気持ちを張り続けると逆に集中できない事態を招く要因になってしまう。そもそも人間は長時間、集中し続けることができない。どれだけ100%で集中することが大事といわれても、小学生の間は低学年で20分もできたらすごいほうなのだ。高学年でも通常は30-40分がいいところ。高い集中力を出してそれを保とうとすればそれだけのエネルギーも必要になる。

また集中力とは照明と似ているところがある。あるところだけを照らそうと出力を絞りこみ一方向へ向けるすることでその部分を一番明るく照らすことができる。ただその周りには全く明かりが届かない。逆に明かりを放射するようにすれば明るさは下がるが、広範囲を照らすことが可能になる。

集中力もそうなのだ。集中しようとすればするほど一つの事象にしか目がいかなくなってしまい、周りの状況が分からなくなってしまうのだ。でもサッカーの試合でそんなことばかりが起きてしまったらどうだろう?みんながボールウォッチャー、相手選手ウォッチャーになるばかり。相手の動きを観察して、どこにスペースが生まれ、どこを起点にせめて、守ろうということはいつまでも身につかない。集中力とは高ければ高いほどいいというわけではなく、どのように集中するのかを学ぶことが大切なのだ。だから普段のトレーニングにおいてもオンとオフの切り替えを持てるようになることは、集中し続けるように頑張ることよりも、間違いなく将来的に意味があると思うのだ。

そういう背景もあり、12月と1月は練習頻度を少し減らして、週に1回グラウンド、週に1回室内でのトレーニングを行い、また週末や冬休み期には室内サッカーの大会に多く出るようにスケジュールを組んだ。

室内大会はGK+4人の5人制で行われることが多い。州協会主催の大会は数年前からフットサルで開催されているが、各クラブ主催の大会となると壁ありの室内サッカーがいまでも人気だ。周りに腰くらいの高さに壁があるので、壁打ちも可能だ。壁を利用してボールをキープしたり、ワンツーをしたりすることもできる。あとただやみくもに壁に打ち付けて跳ね返そうとしてもそこまで跳ね返るわけではないのでうまくいかないことが多い。その辺りの条件をいかして駆け引きをしあうのが面白い。

基本的に2グループ4~5チームが参加し、グループリーグ→上位2チームが準決勝へ→他チームは順位決定戦という形が一般的だと思われる。1大会4時間くらいで終わる。1面分しか取れないので待ち時間も長かったりするが、主催チームが飲み物や食べ物のケータリングをやってくれるので、合間にケーキを食べたり、保護者や指導者はコーヒーを飲んだしながらまったり過ごす。時々大きめのスポンサー入る大会だと、ブンデスリーガの下部組織が参加したり、参加チームが増えたり、子どもたちと指導者に食事が無料でふるまわれたり、かなり大きな優勝トロフィーがもらえたり。いろんなタイプのいろんな大会があるので、室内サッカー大会は子どもたちもみんな好きだ。

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