中野吉之伴フッスバルラボ

遠藤航「大事なのはまだ2位にいて、勝ち点を積み上げていくことが大事だと思っている」

▼ ブンデスリーガ2部25節

シュツットガルト 1-1 ビーレフェルト

シュツットガルトがホームに2部リーグ首位のビーレフェルトを迎えた一戦は1対1の引き分けに終わった。コロナウィルスの影響で無観客試合の可能性もあった中で、シュツットガルト市は保険局との話し合いの末、この試合は通常通り行うことを決断。54302人の観衆が首位決戦に詰めかけた。

ファンのサポートに支えられたホームのシュツットガルトは53分に元ドイツ代表ゴメスがゴンザレスのクロスを見事に合わせて先制点を奪う。だが76分に一瞬のすきをつかれて、同点を許してしまう。スローインから守備を乱してしまうと、ソウコウのシュートを防ぐことができなかった。両チームの勝ち点差は6のまま。シュツットガルトは引き分けたことで3位ハンブルガーSVに勝ち点1差をつけ、単独2位となっている。

遠藤航はアンカーの位置でフル出場。相手FWのプレスでビルドアップ時にボールに触る機会が難しかったが、30分過ぎから攻撃にも絡みだす。守備では鋭い出足と1対1の強さで安定感のある仕事をみせていた。惜しむらくは後半先制点を取った後の時間帯でボールを落ち着かせることができなかったことだろうか。パスが相手に引っ掛かったり、パスの出しどころを探してボールロストをする場面が続いてしまった。

【コメント全文】

青字は中野の質問。

黒字は他取材者の質問。

1-0までは狙い通りの展開でした?

遠藤「はい、そうですね。(先制点)全然取れたのは良かったと思います。でもやっぱ、1-0になってからディフェンシブになりすぎたというか、もちろん3バックにしてからは1-0でゲームをしめるという戦い方にシフトして、ちょっと中盤のところでプレッシャーかかりづらいのは仕方ないかなというところで。自分はセカンドボール拾ったりだとか、長いボールに対して、その辺は意識はしてましたけど。

あのスローインだけだと思うんで、それはちょっともったいなかったというのはあるし。あそこの対応も、自分が(ヘディングで)そらす選手の前に入るべきだったのか、とかうちが3枚で相手が前2人で、うちが+1で守ってたんで、ちょっと後ろに重たかった感じもするし。でもそれは監督の判断というかね、守り切るという判断をしたので。それができなかったというゲームだったと思います」

(残り 2764文字/全文: 3728文字)

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